日々雑感

2016年3月の日記

2016年3月31日(木)

今日のカープは悪夢の逆転負け。5点リードでジョンソン投手なら楽勝だと思い,観戦していなかったのですが,中継ぎ陣が大炎上。今日の結果を観る限りでは,オスカル投手,中田投手,小野投手は,二軍再調整もやむを得ないと思います。現状では,7回は今村投手に任せ,ロングリリーフ要員の投手を昇格させるのが現実的でしょうか。ファームにいる投手にはチャンスだと思うので,このチャンスをモノにする選手が出てきて欲しいと思います。

天野純希著『破天の剣』を読了。売れ筋なのか,歴史コーナーに平積みで置いてある書店も多く,タイトルを目にしたことのある方も多いのではないかと思います。主人公は島津四兄弟の末弟,島津家久。数々の戦いで活躍した武将という認識でしたが,戦国時代の九州の歴史はほとんど知らない分野ということもあり,楽しめました。年齢も若く,これからが楽しみな作家なので,他の作品も読んでみたいと思います。

2016年3月30日(水)

今日のカープは今シーズン初の快勝。これまで厳しい試合が続き,中継ぎ陣にも負担が掛かっていたので,競った試合に登板する投手が休めたのは収穫だと思います。先発の横山投手は7回途中まで3失点の好投。初登板としては上出来だと思うので,次回の登板ではさらに力強い投球を期待しています。

しばらく待っていた郵便物が届いたのですが,消印を見てびっくり。何と3月15日と押してあるではありませんか。民営化されて大変なのでしょうが,都内から発送されたものですし,さすがにのんびりしすぎだと思います。痺れを切らして催促しようかと思っていたのですが,辛抱して良かったです。消印有効のものを除き,近日中に届けたいものについては,普通郵便を使うのは避けた方が良いかもしれませんね。

2016年3月29日(火)

いよいよ春らしい気候となってきました。コートが無くても過ごせる暖かさで,とても助かります。前にも書きましたが,服をたくさん着ていると満員電車では汗をかくので,とても困るのです。このまま徐々に暖かくなるようなので,花粉対策をしつつ,帯状疱疹で衰えた体力の回復に努めたいと思います。

今日のカープは逆転負け。4試合目で初めて先制しましたが,鬼門のナゴヤドームでまたも敗れてしまいました。残念な結果ではありますが,主軸に徐々に当たりが出てきており,希望はあります。明日は新人の横山投手が先発予定。早めに援護し,楽に投げられる展開にして欲しいと思います。

2016年3月28日(月)

『詰将棋パラダイス4月号』が届きました。パラパラとめくっていると,何と新人コンクールに入選していました!新人しかノミネートされないこともあり,入選基準は甘いのだと思いますが,素直に嬉しいです。反面,目の肥えた詰パラ読者の短評が今から心配。2作目以降は厳しい基準を突破せねばならないので,より磨き上げた作品を作りたいと思います。

堺屋太一著『豊臣秀長(上)』を読了。20年以上前の本ですが,古本屋で見つけて即購入しました。著者の代表作と言えば『団塊の世代』ですが,こちらは未読。最近は歴史小説しか読んでいませんが,この作品はいつか読まねばと思っています。本題に戻りますが,本作は経済的な視点から織田信長の人物像に迫っており,新たな切り口でとても面白いです。下巻はいよいよ織豊政権時代に入り,豊臣秀長も本格的に活躍するので,コツコツ読み進めたいと思います。

2016年3月27日(日)

今日のカープは3点差を跳ね返して逆転勝ち。筒香選手に本塁打を浴びたところでは負けを覚悟しましたが,ベイスターズの中継ぎ陣がことごとく崩れ,終わってみれば快勝でした。開幕3連戦を勝ち越してスタートするのは,昨年と同じ。昨年はここから7連敗してしまったので,同じ轍を踏まない戦いを期待しています。

週刊将棋の最終号が届きました。長年楽しく読んできたので,ちょっと寂しいです。週刊将棋が姿を消し,将棋関係の雑誌は将棋世界と詰将棋パラダイスのみに。経営は苦しいと思いますが,この2誌は何としても残って欲しいところ。これからも応援し続けたいと思います。

2016年3月26日(土)

伊東潤著『王になろうとした男』を読了。織田信長に関わる5人の人物を描いた短編集でした。伊東氏の作品を読むのは3作目ですが,テンポの良い作風なので,短編の方が合っている気がします。今月の『本の旅人』にも読みきり短編が掲載されるなど,勢いのある作家なので,今後も良い作品を世に出してくれることを期待しています。

カープはベイスターズを破り,今季初勝利。先制されて苦しい展開でしたが,新井選手の一振りで追いつくと,本日スタメン起用の天谷選手が期待に応え,逆転タイムリーを放ちました。天谷選手は守備でも本塁封殺の活躍。こういう選手が出てくると,チームに勢いが出てくると感じます。今日の勝利で,黒田投手は日米通算194勝目。明日はオープン戦でも好調の福井投手が先発なので,早めに援護し有利に進めて欲しいと思います。

2016年3月25日(金)

プロ野球が開幕しました。我らがカープの開幕戦はベイスターズ戦。打線が振るわず黒星発進となりましたが,一試合だけで去年と同じ轍を踏んでいると判断するのは早計だと思います。スタメンに7人の右打者を並べるなど,左右病の傾向も薄れ,期待が持てそうな布陣。明日は黒田投手が先発予定なので,200勝に弾みをつける勝利を期待しています。

開幕してから書くのも何ですが,今年の優勝予想はずばり広島カープ。予想ではなく希望的観測だと言われそうですが,今期の打線はセ屈指の破壊力を持っていると言っても過言ではありません。前田投手が抜け,先発陣に不安は残るものの,チーム全体としては昨年より期待が持てると思います。3球団が新監督を迎える中,緒方監督は2年目。コーチ歴も長く,昨年学んだことを活かしてくれれば,一日の長があるハズ。25年ぶりの優勝を心から期待しています。

2016年3月24日(木)

羽生善治著『羽生善治 闘う頭脳』を読了。羽生先生の著作となっていますが,実際は対談やライターの方の羽生善治論が中心で,羽生先生自身の執筆分はあまりなかったように思います。中身自体はそれなりに面白く,昨今の新書のような内容。文庫版ですが,新書よりボリュームはあるように思うので,将棋ファンの方は興味があればご一読あれ。

このところ,毎晩のひそやかな楽しみの一つが,食後の珈琲。半年くらい控えていましたが,先日の珈琲豆購入を機に,再開しました。腎臓結石のことを考えるとミルクを入れた方が良いのですが,ストレートで飲めるサッパリした珈琲が好き。安い割に美味しい豆だったので,また買いに行きたいと思っています。将棋,小説,珈琲とインドアな趣味ばかり。帯状疱疹が直るまで水泳は無理なので,他に外で楽しめる趣味も見つけたいと思います。

2016年3月23日(水)

帯状疱疹の薬が無くなったので,もらいに行ってきました。医師の見立てでは,順調に回復しているそうで,発疹自体は問題なさそう。広範囲に症状が出ていることもあり,神経痛はしばらく残るかもしれないとのことでした。集中力が削がれる感は否めませんが,将棋を指しているときだけは痛みを感じないのが不思議なところ。これは将棋をたくさん指すようにという神のお告げだと思い,当面は将棋に没頭することにします。

ということで,夜は将棋ウォーズ。このところ,銀冠に組むと勝率がよく,石田流やゴキゲン中飛車は大歓迎。むしろ,ノーマル振り飛車の対策に困っているところです。相居飛車戦では,とにかく矢倉志向。10秒将棋というのもありますが,矢倉は駒がぶつかってからのゴチャゴチャした戦いが楽しいです。オジサン将棋一直線ですが,研究で負けるのは悔しいので,今年の社団戦は腕力勝負で挑みたいと思います。

2016年3月22日(火)

昨日になりますが,第41期棋王戦第4局が行われました。棋譜もきちんと並べていたのに,日記を書く段階で完全に失念。しかし,忘れるほどの内容だったのかというとさにあらず。今期屈指の熱戦と言って良い好局でした。終盤に飛び出した数々の妙手は,詳細な解説が無いと理解できそうにありません。結果は既報の通り,渡辺棋王が勝って3勝1敗で防衛。佐藤八段にとっては厳しい結果となりましたが,この内容が続けばいずれタイトルを獲れると思うので,名人戦でも頑張りを期待しています。

今月の詰パラをはじめました。今日は手始めに中・上級を7問クリア。いつになく上々の滑り出しですが,解きやすそうなものから始めているので,ここからが大変です。積み残しているのは中段玉のものばかり。苦手とする形ですが,〆切までまだ日数もあるので,可能な限り頑張って解きたいと思います。

2016年3月21日(祝)

珈琲が欲しくなり,散歩もかねて少し遠くの店まで行ってきました。数年ぶりに行くので,残っているか心配でしたが,以前の通りで一安心。値段も上がっておらず,かなり格安で手に入れることができました。久しぶりに飲んだのですが,思っていたよりあっさりした飲み口。これならストレートでも飲めそうなので,機会があったらまた行きたいと思います。

昨日に引き続き天候もよく,気持ちの良い週末でした。この週末は読書三昧だったため,いろいろな本をつまみ食い。本は取っ掛かりが大変なので,同時並行で10冊程度読み進め,常に読み掛けの本を用意しています。飽き性なのですが,この方法で継続して本を読めるようになりました。来週以降は詰パラにも取り組まねばならないので,読書のペースは落ちそうですが,頑張って読み進めたいと思います。

2016年3月20日(日)

第65回NHK杯テレビ将棋トーナメントの決勝戦が行われ,村山七段が千田五段を破り,初優勝を果たしました。角換わりから手将棋模様の熱戦になり,最後までどちらが勝ちなのかわからない将棋だったと思います。このところ,角換わりは力戦調の将棋が増え,ちょっと選びにくい。アマチュアは持ち時間が少なく,敷かれたレールの上を進むほうが楽なので,しばらくは他の戦型を軸に戦いたいと思います。

週刊将棋が届きました。3月末で休刊となるため,次回が最終号。一面は郷田王将の防衛になるのだと思います。長い間お世話になったので残念ではありますが,速報性ではネットの後塵を拝し,詳しさでは将棋世界にはかなわない。役目を終えた面は否めません。次号は最終号として何らかの特集があると思うので,最後の頑張りを期待しています。

2016年3月19日(土)

第65期王将戦第6局2日目が行われ,郷田王将が羽生名人を破り,王将位防衛を果たしました。これで郷田王将はタイトル通算6期目。これまで,5回の防衛戦はいずれも敗れており,初の防衛となります。肝心の対局は,午前中の段階で差がつき,大駒の威力を存分に発揮した郷田王将の豪快な寄せが決まりました。的確に攻めると片矢倉は本当にもろいですね。自分で指していてもまとめるのが大変な形ですが,まだ可能性はあると思うので,自分でも研究してみたいと思います。

帯状疱疹もあり,今日は本を読みながらゆっくり過ごしました。たまにはこういう日があっても悪くないですね。ネット将棋もボチボチ指しましたが,調子はイマイチ。このところ調子が下降線をたどっているので,何とか持ちこたえなくてはなりません。調子の出ないときは往々にして粘りを欠いているので,まずは自陣をしっかり見て指すことを心掛けたいと思います。

2016年3月18日(金)

第65期王将戦第6局1日目が行われています。羽生名人の先手番で始まった対局は藤井矢倉に。この戦法は私も愛用しているので,とても興味があります。1日目の時点ですでに戦いが始まっており,個人的には先手持ちの形勢。これは,私では駒損している後手を持って攻めきれないという意味で,後手を持ちたいという人も多い局面だと思います。藤井矢倉の成否が懸かる戦いでもあるので,明日の進行にも注目したいと思います。

陳舜臣著『琉球の風』を購入。レジェンド歴史時代文庫として上下巻で復刊されたので,買ってみることにしました。このシリーズは他にも,池宮彰一郎著『高杉晋作』,隆慶一郎著『見知らぬ海へ』など,興味を惹かれるタイトルが多いと感じます。他にも,藤沢周平著『回天の門』が新装版で発売されており,歴史小説の新装版ブームと言えそう。昭和から平成初頭にかけての歴史小説は面白いものが多いので,良さそうなものはマメに購入し,読んでいきたいと思います。

2016年3月17日(木)

羽生善治著『羽生善治 闘う頭脳』を購入しました。1週遅れですが,ようやく近所の書店に入荷していたので,手に入れることにしたのです。このところ,ネットで本を買うことも多いのですが,入荷するものはなるべく近所の書店で買いたい。こまめに買えば入荷も増えてくると思うので,これからも応援していきたいと思います。

帯状疱疹はあまり良くなっていません。すぐに回復するような代物ではないと思いますが,痛みとかゆみがあり,集中力が続かないのが弱点です。発疹が直っても神経痛はしばらく続くこともあるそう。とにもかくにも,薬を飲んで安静にする以外に方法は無いので,しばらくは早めに休むようにします。

2016年3月16日(水)

午後に休みを取り,さっそく病院へ。診断結果は帯状疱疹でした。体の中に眠っていた水疱瘡の菌が活発化し,神経を通って皮膚に影響を与える病気だそう。免疫が弱っているということで,とにかくまずは安静にしなければなりません。幸いにして家でやれることがたくさんある人間なので,しばらくゆっくりしたいと思います。

高橋克彦著『炎立つ 壱 北の埋み火』を読了。大河ドラマの原作でもあり,テレビで観たという方も多いのではないかと思います。本作は,全五巻となっており,壱~参が第一部,四が第二部,伍が第三部という構成。まだ第一部の途中ですが,とても面白く,今後にも期待が持てそうです。『徳川家康』をはじめとし,長編小説もたまってきているので,一つずつ読み終えていきたいと思います。

2016年3月15日(火)

山岡荘八著『徳川家康』を手に入れました。全26巻,ギネスにも世界最長の小説として登録されているそうです。買おうと思い立ったのは,馴染みの古本屋に全巻セットが入荷したから。以前から欲しいと思っていたものの,新刊で買うほどではないので,入荷したから買うと約束していたのです。他にも読みたい本があるので,1年くらい掛かりそうですが,気長に取り組んでいきたいと思います。

日曜日くらいから左半身が痛かったのですが,痛みのある場所に湿疹も出てくるなど,身体に不具合が出ています。神経痛のようなピリピリとした痛みなので,整形外科へ行こうと思っていたのですが,皮膚科の方が良いかもしれません。明日の午後は時間が取れそうなので,空いている病院へ行きたいと思います。

2016年3月14日(月)

第65期王将戦第5局2日目が行われ,郷田王将が羽生四冠を破り,防衛に王手を掛けました。昨日の予想通り,羽生四冠が攻め,郷田王将が手厚く受ける展開となりましたが,仕掛けの直後に羽生四冠に誤算があったようで,中盤以降は大差に。郷田王将が銀冠の厚みを活かした指し回しで圧倒しました。まさに郷田将棋の良さばかりが出た一局。次局も,本局同様の格調高い指し回しを期待しています。

今日は久しぶりに本格的な雨模様でした。このところ,あまり天気は良くありませんが,これだけしっかり雨が降るのは久しぶりという気がします。花粉症の身にとっては,ちょっと助かります。水曜日以降は気温が上がり,春の陽気となる予報。寒暖の差が激しいですが,しっかり体力をつけて乗り切りたいと思います。

2016年3月13日(日)

第65回NHK杯テレビ将棋トーナメント準決勝の久保九段-千田五段を観戦しました。戦型は,久保九段の藤井システムに対し,千田五段は銀冠穴熊へ。定跡にとらわれない戦型選択は,千田五段らしい気がします。中盤で久保九段が機敏な仕掛けでリードしたように見えましたが,千田五段が角銀交換をいとわず局面を収めに行ったのが好判断。そのまま千田五段がリードを守って押し切り,初出場での決勝進出を果たしました。決勝は,どちらが勝っても,全棋士参加棋戦初優勝。力のこもったねじり合いを期待しています。

第65期王将戦第5局1日目が行われました。郷田王将の先手で始まった対局は,羽生四冠が意表の四間飛車穴熊に。郷田王将が銀冠から穴熊に組み替え,相穴熊戦となっています。私は郷田王将側を持つことが多いのですが,手数が掛かっている割に玉が固くなく,勝ちにくい印象。明日は羽生四冠が攻め,郷田王将が受けに回る展開になりそうですが,果たして!?

2016年3月12日(土)

アルファ碁とイ・セドル九段の5番勝負第3局は,アルファ碁が勝ち3連勝。通常の5番勝負であればここで終わりですが,今回は勝敗にかかわらず第5局まで打たれることが決まっています。こうなると,注目はイ九段が一矢報いることができるかどうか。ここまでの3局はいずれも中押し負けなので,何とか終盤までせるような碁になることを期待しています。

馴染みの古本屋に顔を出したのですが,歴史小説が大量に入荷していました。大口の買い取りがあったそうで,欲しい本がたくさん。読んだことのない歴史小説なら買うと明言しているので,何からを買うか吟味しなくてはいけません。古本は一期一会なので,売れそうなものから買っていくのが鉄則。とりあえず,今日はずっと欲しかった本を手に入れたので,読みながら次に買う本を考えたいと思います。

2016年3月11日(金)

東日本大震災から早いもので5年が経ちました。阪神大震災のことも克明に覚えており,経験者の記憶は薄れていかないものなのだと思います。震災後の数年は災害対策も万全にしていましたが,最近は保存食などがやや不足気味。気持ちを新たに,何があっても大丈夫なように備えたいと思います。

昨日のB級1組順位戦では,村山七段が降級。若手のホープと言われ,今期NHK杯でも決勝まで勝ち上がっている棋士だけに,驚きを禁じ得ません。逆に言えば,それだけ現在のB級1組のレベルが高いとも言えます。これで今期順位戦は全局が終了。4月には名人戦も始まるので,楽しみに待ちたいと思います。

2016年3月10日(木)

塚本靑史著『仲達』を読了。初挑戦の作家でしたが,全体的にサッパリとした書きっぷりでした。登場人物が現代風の言葉づかいで話すところに違和感はありますが,三国志の後半に焦点を当てた小説は少ないので,そういった点では価値があると思います。話は変わって,今日は文春文庫の発売日。欲しい本があったので,帰りに地元の書店に寄ったのですが,目的の本は並んでいませんでした。おそらく配本が無かったのだと思いますが,寂しい限り。中小の書店が姿を消している理由が何となくわかる気がしました。

本日はB級1組順位戦の最終局が行われています。既に昇級は稲葉八段と三浦九段で決まっており,降級のうち1枠も先崎九段に決定。村山七段と畠山七段の降級争いとなっています。既報の通り,昨日のB級2組順位戦では,糸谷八段と飯島七段が昇級。来期のB級1組も厳しい戦いになりそうですが,個性派も多いので,定跡にとらわれない面白い将棋が数多く指されることを期待しています。

イ・セドル九段とアルファ碁との5番勝負は,第2局もアルファ碁の勝ち。囲碁はわかりませんが,中押し負けということで,力負けなのだと思います。世界トップレベルの棋士が歯が立たないとなると,すでに人類を超えたと言って良い状況なのかもしれません。イ九段はショックを受けているとは思いますが,次局まで1日の余裕があるので,気持ちを立て直して第3局に挑んで欲しいと思います。

2016年3月9日(水)

囲碁の世界的トッププロのイ・セドル九段がGoogleの人工知能「アルファ碁」に敗れたそう。5番勝負の第1局で敗れただけなので,勝負はまだこれからですが,驚きを禁じ得ません。将棋より選択肢の多い囲碁でトッププロが敗れたということは,将棋も歯が立たなくなる日も近いと思います。第1期叡王戦では,羽生名人,渡辺竜王というトッププロが参加しませんでしたが,個人的にはそろそろソフトと戦って欲しい。4月には第1期電王戦も行われるので,楽しみに待ちたいと思います。

B級2組順位戦が行われています。昇級争いは,2敗の糸谷八段,阿部八段が自力。同じく2敗の野月七段,飯島七段,菅井七段が追いかける展開です。実績のある棋士が上位に並び,最終日も面白くなりそうな予感。午前0時を回るのは確実だと思うので,結果は明朝に確認したいと思います。

2016年3月8日(火)

今日も2日続けて暖かい1日でした。コートを着なくて済むと,電車の中で暑い思いをせずに済み,とても助かります。今日の気温と明日の天候を考えると,花粉の大量飛散は避けられそうにない。仕事に集中できるよう,明日は万全の準備をして出勤したいと思います。

横歩取り回避の手段として,ウソ矢倉を検討しています。頭の中で構想を練り,さっそく実戦投入しようと思いましたが,残念ながら今日の相手は振り飛車党ばかり。対抗形もそれほど得意ではないので良い勉強となりましたが,試してみたい形にはなかなかならないものですね。そもそも,アマチュアで横歩取りを得意とする人は多くなく,出現頻度の低い形。明日こそは横歩党の人と当たることを期待しています。

2016年3月7日(月)

今日は朝からコートが不要なほどの暖かさでした。すっかり春の風が吹いていますが,この暖かさは明日までの予報。週の半ばからは再び冬らしくなるそうなので,油断は禁物です。もっとも,私にとっては,暖かい方が辛い部分もあるので,少々寒いくらいの方が望ましいところ。今日は恵みの雨でしたが,明日は晴れて花粉が舞いそうなので,十分注意したいと思います。

このところ野菜中心の食生活を送っています。野菜ならたくさん食べても太らず,お腹も満足。この時期はなかなか運動もできないので,カロリーを控えめにしています。肉は魚や脂身の少ない鶏肉や豚肉が中心。牛肉はしばらく食べた記憶がありません。もっとも,我慢しているというよりは,こういう食生活が好き。野菜は調理に時間が掛かるものの,とても美味しいので,頑張ってこの食生活を維持したいと思います。

2016年3月6日(日)

第41期棋王戦第3局が行われました。佐藤八段の先手で始まった対局は,渡辺棋王のゴキゲン中飛車に。渡辺棋王が時折見せる変化球ですが,ここで登場するとは思いませんでした。中盤までは佐藤八段が駒得して指せそうに見えましたが,そこからの渡辺棋王の指し回しが絶品。自陣に手を入れて鉄壁にしつつ,細い攻めを巧妙につなぎ,大熱戦を制しました。どこがどうと言われると困るのですが,とにかくすごい将棋だったとしか言いようがありません。佐藤八段としては先手番を落とし苦しくなりましたが,後手番でも十八番の横歩取りがあるので,まだわかりません。次局も好局を期待しています。

第65回NHK杯テレビ将棋トーナメントの準決勝,広瀬八段-村山七段を観戦しました。相矢倉から広瀬八段が変化し,先後逆のようなイメージの将棋に。その後,広瀬八段が攻勢に出て,広瀬八段の攻め,村山七段の受けという,棋風通りの展開となりました。中盤まで難解な形勢でしたが,村山七段の攻めさせる構想が見事で,最後はわかりやすい展開に。そのままガッチリ押し切り,初の決勝進出を果たしました。本局は実りませんでしたが,矢倉にはまだまだいろいろな指し方があると再認識。私ももっと柔軟に考えられるよう,訓練を積みたいと思います。

2016年3月5日(土)

世界卓球男子準決勝を観戦しました。最初から最後まで全部観たのですが,手に汗握る戦いでした。世界ランキングは日本の方が上とはいえ,イングランド選手の勢いが凄まじく,負けるかと思ったくらいです。逆に言えば,あの状況を跳ね返して勝った日本選手の実力は素晴らしい。明日は男女とも中国との決勝戦となりますが,持てる力を十二分に発揮して欲しいと思います。

伊東潤著『国を蹴った男』を読了。表題作を含む6作の短編集でしたが,なかなか良かったと思います。伊東作品の特徴は,良くも悪くも主人公を美化しすぎないこと。歴史小説はとかく特異な才能を持つ主人公が多いので,珍しい作風と言えるかもしれません。個人的にはこういう書き方は嫌いではないので,他の作品も読んでいきたいと思います。

2016年3月4日(金)

このところ,ネット対局の調子が上がりません。10秒将棋ばかりなので,手が見えないとどうにもならないのですが,指が明後日の方向にばかり行ってしまいます。何より悩んでいるのは,後手が横歩取りを目指してきたとき。軽い将棋は棋風に合わないこともあり,10秒将棋だとなすすべなく敗れることが多くなっています。言い訳をしている暇があれば研究すれば良いのですが,この分野は決定版と言える定跡書もなく,基礎を学ぶのすら難しい分野。当面はうまく避ける方法を検討したいと思います。

いよいよ花粉が大量に舞っているように感じます。マスクを着用し,薬も服用していますが,それでも長時間外を歩くとムズムズします。昨年はマスクをしていれば平気でしたし,それまでもマスクと薬を併用していれば何ともなかったのですが,今年は特にひどい。少し強い薬をもらいに耳鼻科へ行くか,検討したいと思います。

2016年3月3日(木)

世界卓球女子の準々決勝を観戦しました。勝てばメダルの決まる一戦でしたが,プレッシャーを感じる様子もなく,安定した戦いぶりだったと思います。前日に2敗してしまった福原選手が3番手に下がっていますが,世界ランク4位の福原選手を3番手に置ける選手層の厚さは素晴らしいの一言。中国の壁は厚いですが,互角に戦える選手層にはなっているので,まずは明日の準決勝をしっかり戦って欲しいと思います。

C級2組順位戦が行われています。自力昇級の目があるのは,宮本四段,青嶋四段,及川六段の3名で,永瀬六段が追いかける展開となっています。個人的には永瀬六段が未だにこのクラスにとどまっていることに驚きますが,今期も他力の展開。全ての結果が判明するのは深夜になりそうなので,明朝に確認したいと思います。

2016年3月2日(水)

葉室麟著『風の軍師 黒田官兵衛』を読了。先月末に読み終えた『風渡る』の続編です。タイトルだけ見ると黒田官兵衛の物語のように思いますが,当の本人は中盤の終わり頃で世を去り,後半は回想録のような構成になっていました。この前に読んだ『捨て童子・松平忠輝』にも登場したキリシタン大名による陰謀が物語の伏線になっており,新しい歴史の視点を知った気がします。王道の内容ではありませんが,文章は読みやすいので,ちょっと変わった歴史小説を読みたいという方は挑戦しても良いかもしれません。

第9期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦が行われ,室谷女流二段が西山奨励会三段を破り,初のタイトル挑戦を決めました。相振り飛車となった本局ですが,両者が持ち味を発揮し大熱戦に。西山三段が劣勢となりながらうまく粘りましたが,室谷女流二段が最後までリードを守り切りました。最近の女流棋界のレベルアップを象徴するような内容だったので,加藤女王との五番勝負も熱戦を期待しています。

2016年3月1日(火)

C級1組順位戦最終局が行われています。昇級の可能性があるのは,8勝1敗の中村六段,斎藤六段,北島七段と7勝2敗の船江五段。該当する対局はいずれも携帯中継の対象となっており,ご覧になった方も多いと思います。ベテランの北島七段の頑張りが光りますが,勝負の女神がほほ笑むのは果たして。午後10時半過ぎに4局全てが終わり,昇級者も決まっていますが,有料中継なので詳細は書かずにおきます。

今年は花粉の飛散量が多く,大変苦しんでいます。今日は朝から寒い一日だったのですが,お構いなしで飛びまくり,鼻ばかりでなく眼にも影響が出つつあります。ここ最近でマシだったのは,福岡へ行った日くらい。やはり,地方の方が空気がきれいなのでしょうね。仕事をしていても集中力を保つのが大変ですが,何とか頑張りたいと思います。

過去の日記

inserted by FC2 system