日々雑感

2016年2月の日記

2016年2月29日(月)

『詰将棋パラダイス2月号』のメール解答分を何とか解答しました。普段ならとても1日では解けないのですが,切羽詰まると集中力が違うのでしょうか。比較的スラスラと解けました。逆に言えば,普段は全く集中できていない証拠でもあります。追い込まれた方が解けるのであれば,月末までは本を読み,ギリギリになってから一気に解く方が効率が良いかもしれません。このところ本を読むペースも少し落ちているので,しばらくは読書に勤しみたいと思います。

リオ五輪を目指すなでしこジャパンは,オーストラリア代表に完敗。審判にボールが当たり,そこからカウンターを食らって失点するというような不運な場面もありましたが,全体的に力負けという印象でした。上位2チームしか五輪に出られないこともあり,これ以上の負けは許されない状況。試合間隔も詰まっており,体力的にも厳しいと思いますが,何とか立て直して欲しいと思います。

2016年2月28日(日)

NHK杯争奪将棋トーナメント準々決勝の広瀬八段-郷田九段を観戦しました。戦型は角換わり。このところ,先手矢倉の勝率が思わしくないこともあり,居飛車党トッププロ同士の対局は,ほとんどが角換わりという印象です。もっとも,佐藤八段のように横歩取りが得意なプロもいますが,どちらかと言えば少数派。やはり,盤面全体で戦う角換わりや矢倉の方が好きというプロが多いと思います。肝心の対局は,広瀬八段が勝利。感想戦を観た限りでは,郷田九段が中終盤でやや精彩を欠いたという印象でした。これで今期NHK杯戦もベスト4が出そろった格好。残りもあと3局ですが,熱戦を期待しています。

『詰将棋パラダイス2月号』に今頃から挑戦しました。今月は読書と将棋ウォーズに忙しくサボっていたのですが,郵送解答の問題は明朝の投函が必須。何とか,毎月解くと決めている最低限の問題には解答できました。もっとも,メール解答が許されている問題はこれから。時間との戦いなので,明日は通勤電車の中でも頑張って考えたいと思います。

2016年2月27日(土)

『将棋界の一番長い日』こと,A級順位戦最終一斉対局が行われました。結果を判明後に書いているので全て記してしまうと,挑戦権獲得は佐藤天彦八段。降級は郷田王将と久保九段となりました。郷田王将としては勝って落ちるのであれば仕方がないですし,久保九段も他力残留の可能性があったとはいえ,敗れた時点で降級は覚悟していたと思います。佐藤八段は,最終盤で少々もたついたものの,初のA級順位戦で8勝1敗の成績は見事の一言。羽生名人との名人戦でも,若武者らしい思い切った指し回しを期待しています。

隆慶一郎著『捨て童子・松平忠輝』を読了。登場人物はほぼ史実に基づいていますが,歴史に基づいた時代小説という印象でした。主人公の松平忠輝が「鬼っ子」と呼ばれ,文武両道のスーパーマンという設定なので,歴史小説ファンよりは時代小説ファンにオススメの作品だと思います。興味のある方はご一読ください。

2016年2月26日(金)

福岡まで日帰り出張に行ってきました。遠いですね。それほど疲れは感じていませんが,おそらく身体にダメージが出てくるのは明日になってからでしょう。30代前半までは長距離移動も苦にならなかったのですが,最近は座っているだけでも疲れを覚えるようになりました。幸いにして明日から2日間は休みなので,しっかり体を休めたいと思います。

将棋ウォーズの連勝は20でストップ。連勝ストップの一局は,残念なことにタッチパネルが言うことを聞かず,時間切れ負けとなってしまいました。その後も,タダのところに駒が進んだり,意図しない操作が連続し,散々な状況に。再起動したり,頑張って指紋を拭いたりしたのですが,ダメな日はダメですね。かなり段位も下がってしまったのですが,気持ちを切り替えて明日からまた頑張りたいと思います。

2016年2月25日(木)

今日も将棋ウォーズで対局。快進撃は続き,遂に20連勝を達成しました。初級者の頃に20回連続で負けたことはありますが,20回連続で勝つのは初めてかもしれません。結構な快感です。もっとも,20連勝中でありながら,現在開催中の大会成績は55勝39敗。連勝が始まる前は負け越しており,トータルで見ると普通の成績ですね。あと1つ勝てば賞品のアバダー獲得が確実になるので,目の前の1局に集中して頑張りたいと思います。

来期社団戦への参加を申し込みました。来年も引き続き広大将棋部OBチームで参戦します。最近は将棋の勉強が著しく不足いますが,熱い気持ちだけは負けないつもり。努力不足は否めませんが,目標は大きく2部昇級とし,個人としても全部勝つつもりで頑張りたいと思います。

2016年2月24日(水)

第42期女流名人戦第5局が行われ,里見女流名人が清水女流六段を降し,3勝2敗で防衛を果たしました。今期の女流名人戦は,清水女流六段の積極的な作戦が功を奏し,リードを奪う場面も多く面白かったです。最終的には,現役奨励会三段でもある里見女流名人の中終盤力に屈した格好ですが,元第一人者としての意地は見せたと思います。女流棋士界も奨励会員が増え,レベルアップも著しい昨今。今後も熱戦を見せてくれることを期待しています。

将棋ウォーズ10秒将棋で自己記録更新の17連勝を達成!内容自体は良いとは言えないのですが,10秒将棋でありがちな勝手読みで暴発するという将棋が不思議と少ない。技術面の向上というよりは,精神面の充実が結果に繋がっていると思います。将棋ウォーズ自体の連勝記録は,10分切れ負けの18連勝。ここまできたら10の位を2に乗せたいので,これからも気合を入れてしっかり指していきたいと思います。

2016年2月23日(火)

葉室麟著『風渡る』を読了。黒田官兵衛を主人公に据え,キリスト教の視点で戦国時代を語っていくという,新しい小説でした。本能寺の変など,有名な事件をキリスト教に結び付けてしまう解釈の在り方には少し無理な面も感じますが,悪くない小説だったと思います。本作は朝鮮出兵前までの話になっており,今後を予感させる終わり方ですが,続編も既に発表され入手済み。解釈はともかく,文章は読みやすいので,興味のある方はご一読あれ。

JR東日本系列のショッピングセンター共通のポイントとして,『JREポイント』なるものがスタートしました。最寄駅の市川駅にあるShapo市川も対象に入っており,今日からポイントがつくそうです。駅ではほとんど買い物をしないので,ご利益にあずかることはあまりなさそうですが,とりあえずポイントカードだけ作ってみました。消費の低迷からか,ポイントによる消費者の囲い込み作戦が進んでおり,この流れはこれからも続きそう。歴史好きでもあり,戦略論には興味があるので,今後はどんな動きが出てくるのか注目したいと思います。

2016年2月22日(月)

今日になって知ったのですが,奨励会三段リーグで都成三段が四段昇段を決めたそう。都成三段は唯一の谷川門下にして,新人王戦での優勝経験もあり,注目していました。今期は次点獲得者が上位に残っていることもあり,久しぶりに3名の昇段もありそう。最終日は3/5なので,結果に注目したいと思います。

久しぶりに将棋の調子が上向いています。将棋ウォーズでは久しぶりに二桁連勝を達成し,やる気が出てきました。もっとも,連勝前は負けが込み,今月の段位が三段を割り込んでいたので,単に帳尻が合っただけという気もします。自己最高は15連勝なので,自己記録更新を目指して一局一局丁寧に指していきたいと思います。

2016年2月21日(日)

NHK杯争奪将棋トーナメント準々決勝を観戦しました。本日は久保九段-藤井九段という顔合わせでしたが,解説は何と羽生名人。今期は初戦となる2回戦で敗れたとはいえ,タイトル戦などもあり多忙な日々のハズ。解説として登場するのは本当に久しぶりだと思います。肝心の対局は,藤井九段が序盤でリードしましたが,久保九段が逆転勝ち。感想戦の雰囲気では,藤井九段が自ら転んでしまったという印象でした。久保九段の準決勝の相手は千田五段。関西対決となり,手の内もわかっていると思うので,どんな戦いになるか楽しみにしたいと思います。

妻が梅を見たいというので,梅まつりをやっていた亀戸天神社へ。初めて行ったのですが,思っていたより小ぶりな境内で,ちょっと意外でした。というのも,実家の近くにある長岡天満宮がそれなりの大きさがあるので,天満宮は広いという勝手な思い込みがあったのです。肝心の梅の花は5分咲きくらいの印象。来週には満開になると思うので,気が向いたら他の梅の名所にも行ってみたいと思います。

2016年2月20日(土)

第41期棋王戦第2局が行われ,佐藤八段が渡辺棋王を破り,対戦成績を1勝1敗のタイとしました。横歩取りから激しい変化となり,手数は短かったですが,とても面白い将棋だったと思います。ニコニコ生放送の木村八段の解説も丁寧で面白く,天候が悪かったこともあり,ずっと観ていました。来週の土曜日にはA級順位戦の中継もあるので,今から楽しみですね。

今日は大荒れの予報でしたが,大して風も吹かず,シトシトと雨が降るような天気となっています。大したことがなく良かったのですが,予定を変えて家にいたので,ちょっとだけ損をした気分です。もっとも,たまっていた本も少し読めましたし,棋王戦の観戦も楽しかったので,悪い事ばかりではなかったのも事実。休養日を得られて良かったと前向きに考え,明日も頑張りたいと思います。

2016年2月19日(金)

昨日行われたB級1組順位戦で,稲葉七段と三浦九段がA級昇級を決めました。これで稲葉七段は八段昇段となります。三浦九段は一期での復帰となり,格の違いを見せつけた格好です。一方の降級争いは,すでに先崎九段の降級が決まり,もう一枠を争うのは畠山鎮七段と村山七段。両者のどちらかがB級1組から消えてしまうのは寂しい限りですが,勝負の世界なので仕方ありません。昇降級がほぼ決まってしまっている状況ではありますが,最終局も熱戦を期待しています。

今朝の新聞で知ったのですが,以後の井山六冠が棋聖位を防衛し,史上初の七冠達成に王手を掛けました。最後のタイトルとなる十段戦は3月から行われ,ここで奪取すれば七冠達成となります。先日,将棋の女流棋士との離婚が発表されたばかりですが,そんなことはお構いなしという勝ちっぷりです。囲碁はほとんどわからないのですが,こんな偉業の達成は滅多にないことなので,十段戦の戦いに注目したいと思います。

2016年2月18日(木)

先日の日記に書いたリコールの出た掃除機の代替部品が届きました。念のため,掃除機を使うのは控えていたので,これでようやくしっかり掃除ができます。もっとも,掃除機だけで家を綺麗にするのは不可能。アナログですが,拭き掃除が一番綺麗になるように思います。今週末は時間もあるので,気が向いたら掃除も頑張りたいと思います。

いよいよ花粉が本格的に飛び始めたように思います。マスクをしていても花がムズムズするので,それなりの飛散量ではないでしょうか。幸いにして,薬を飲んでもあまりボンヤリしない方ですが,会社でも調子の悪そうな人が徐々に増えてきました。これ以上症状が悪化せぬよう,少しの外出でもマスクを怠らないようにしたいと思います。

2016年2月17日(水)

第65期王将戦第4局2日目が行われ,郷田王将が羽生名人を破り,対戦成績を2勝2敗のタイとしました。昨日の時点ですでにのっぴきならない形になっていましたが,2日目に入って郷田王将が強気の受けを連発し,羽生名人が踏み込むしかない状況に。羽生名人は飛車を成りこんだものの攻めが細く,最後は郷田王将の豪快な寄せが炸裂しました。郷田王将らしい剛直な指し回しが光った一局だったと思います。郷田王将としては,この勢いを維持し,次局の先手番で勝って防衛に王手を掛けたいところ。戦型は矢倉を予想していますが,果たして!?

久しぶりにネット将棋を指しました。年が明けてから全く調子が上がらないのですが,社団戦へ向け,そろそろエンジンを掛けていかねばなりません。いろいろ課題が多いので,今は短時間の将棋でいろいろ試していますが,本番が近づいたら徐々に持ち時間を長くしていくつもり。まずは衰えた勘を取り戻す訓練に励みたいと思います。

2016年2月16日(火)

藤沢周平著『市塵』を読了。著者の歴史小説を読むのは初めてでしたが,思っていたよりサッパリした書きっぷりだったと思います。本作の主人公は新井白石。「正徳の治」を行った人物として歴史教科書にも出てきますが,具体的な業績は知らず,とても勉強になりました。権力争いが中心なのがやや残念でしたが,江戸時代中期の小説では仕方のないところ。この時代を題材とした小説は予備知識がなく敬遠していましたが,新田次郎著『怒る富士』も面白かったので,これからは毛嫌いせずに挑戦したいと思います。

第65期王将戦第4局1日目が行われました。羽生名人の先手で始まった対局は角換わりに。1日目から激しい戦いとなり,封じ手の時点ではどちらかが倒れていてもおかしくない形になっています。もっとも,それだけ激しく戦っていながら互角というのがプロの芸。明日は一転して穏やかな展開になることも考えられます。いずれにせよ,角換わりの定跡になり得る将棋。明日の進行も注目したいと思います。

2016年2月15日(月)

昨日の暖かさもあり,いよいよ都内でも花粉の飛散が始まったようです。冬場は平素からマスクをしていることもあり,現在のところ特段の影響はありません。体を絞り,体質も改善できていると思うので,花粉症も一緒に良くなってくれることを祈るばかりです。インフルエンザの流行も終わってはいないようですし,体調管理には十分気をつけたいと思います。

長距離の日帰り出張等が予定されていることもあり,歴史小説をいくつか手に入れました。新刊で買ったものもあれば,古書店で手に入れたものもありますが,どれも非常に楽しみです。新刊で買ったのは,若手作家のものが中心。古書店にあまり流通していないというのもありますが,歴史小説を書く若手作家を応援したいという気持ちもあります。もちろん,若手と言っても,私より年上ばかり。このジャンルが無くなってしまうのは寂しいので,積極的に購入していきたいと思います。

2016年2月14日(日)

NHK杯争奪将棋トーナメント準々決勝を観戦。本日は千田五段-行方八段の対局でした。戦型は角換わりとなり,千田五段が意表の仕掛けを敢行。後手が待ち受けるところに真正面から攻めていく指し方で,これでうまくいくなら後手は相当苦しいかもしれません。実戦は非常に難しい戦いとなり,二転三転の展開。最後は行方八段が詰みを逃し,千田五段の勝利となりました。これで千田五段はベスト4に進出。独創的な将棋は評価が高いので,次局も意欲的な作戦を期待しています。

今日は天気予報通り,春の嵐でしたね。こんな日は家に閉じこもるに限るので,ゆっくり睡眠をとり,詰将棋を解いたり本を読んだりして過ごしました。昨日の筋肉痛も少し残っていますが,明日には回復していそう。一週間戦えるだけの栄養はつけたので,明日からまた気持ちを新たに頑張りたいと思います。

2016年2月13日(土)

第9回朝日杯将棋オープン戦の準決勝,決勝が行われ,羽生名人が森内九段を破り,3年連続5度目の優勝を果たしました。これで棋戦優勝は44回目。タイトルも94期を数え,タイトル100期,棋戦優勝50回も視野に入ってきました。森内九段も決勝まで安定した内容で勝ち上がり,羽生世代の強さを見せつけた格好。渡辺竜王や佐藤天彦八段など,若手も力をつけていますが,しばらくは羽生世代の天下が続く気がします。これからの時期は棋王戦や順位戦最終局など面白い対局が続く時期。観戦を楽しみたいと思います。

プールで泳いできました。終わってから体重を測ると,水泳再開後の約7か月半で6kg減。努力の割に減りすぎているような気もしますが,食事を抜いて痩せている訳ではないので,良い傾向だと思っています。久々に会う人に痩せたと言われることも増えてきたので,ようやく見た目にもわかる効果が出てきたということでしょう。ここで油断するとすぐに元に戻ってしまうので,現状を維持できるよう頑張りたいと思います。

2016年2月12日(金)

妻に頼まれて書店へ本を買いに行きました。最近,久しぶりに本を読むようになり,書店に対していろいろ感じるようになったので,ちょっと書いてみたいと思います。

まず,文庫の書棚で一番気になるのは,版元別に並べてあること。おそらく,欠品のチェックや棚に並べるのが楽なのだと思いますが,あまり検索性が良いとは思いません。棚の見た目の良さを重視している可能性もありますが,見た目だけ良くても不便では仕方がないと感じます。もちろん,岩波文庫のように,特徴のある品揃えの版元は独立させるべきだと思いますが,それ以外は作家別に並んでいる方が探しやすいと思うのです。

また,時代小説だけ作家別に並べている書店もあるのですが,これもやめて欲しい。もちろん,きちんと時代小説を分類して並べてあれば良いのですが,仕分けがきちんとされているのは有名作家の本だけ。司馬遼太郎の本は時代小説の棚,宮城谷昌光の本は現代小説の棚というのは,日常茶飯事です。同じ作家の本なのに,“時代小説文庫”などと銘打っている本だけ,時代小説の棚に並んでいることもしばしば。結果的に全部の棚を回らざるを得ず,かえって面倒だなぁと思ってしまいます。

書店の良さは,何と言っても検索性。超大型書店以外は,品揃えでアマゾンに対抗できる訳がないので,買いたいと思わせるレイアウトが何より大事ではないでしょうか。ちなみに,私が一番良かったと思う書店は,広大生協。上記のような欠点が無く,大変買いやすいレイアウトでした。本の入荷量が違うとはいえ,大学生協でできるのなら,書店でもある程度は可能なハズ。頑張りを期待しています。

2016年2月11日(祝)

第41期棋王戦第1局が行われました。今期の棋王戦は,渡辺棋王-佐藤八段の顔合わせです。A級順位戦でトップに立ち,勢いに乗る佐藤八段。先日の王座戦では惜しくも羽生四冠に敗れましたが,渡辺棋王に対してどれだけ通じるか注目していました。注目の戦型は,佐藤八段の先手で角換わりに。中盤で渡辺棋王が新手を出し,成否に注目が集まりました。新手の成否についてはわからない部分が多いのですが,結果としては渡辺棋王が完勝。後手番で勝ち,防衛へ向け幸先の良いスタートとなりました。佐藤八段にとっては厳しい結果となりましたが,後手番でも横歩取りで好成績を収めており,何かやってくれそう。今後も熱戦を期待しています。

今日は天気もよく気持ちの良い一日だったのですが,休日ということでついつい惰眠をむさぼってしまいました。寒さが厳しく体力の消耗が激しい時期のため,回復が追いついていないということなのかもしれません。夕食は鍋料理を作り,しっかり栄養をつけたので,明日も一日頑張りたいと思います。

2016年2月10日(水)

昨日のC級1組順位戦では,上位勢に異変。勝てば昇級が決まっていた斎藤六段は富岡八段に屈し,一敗で追っていた佐々木五段も平藤七段に敗れました。これで,昇級争いは,一敗の中村六段,斎藤六段,北島七段と二敗の船江五段に。中でも,50歳の北島七段は,理事を務めながらの活躍だけに,頭が下がります。このクラスでベテランが昇級争いに絡むことは少ないだけに,応援しているのですが,結果は果たして!?。最終10回戦は3月1日に行われます。

今日はB級2組順位戦が行われています。昨日書いたように,このクラスは力戦派の棋士が多く,今日も個性的な将棋が数多く見られます。昇級争いでは,糸谷八段が残り2戦でマジック1。元A級の実力者,阿部八段が自力という状況です。昨年は先崎八段がB級1組復帰となりましたが,今年もベテラン勢の巻き返しがあるのか。明日は休みなので,今日は最後まで観戦してから寝たいと思います。

2016年2月9日(火)

伊東潤著『戦国鎌倉悲譚 剋』を読了。著者の作品を読むのは初めてですが,文学賞などで候補に挙がっているのをみて,興味を持っていました。本作は玉縄北条家の北条氏舜が主人公。全く知らない人物でしたが,「地黄八幡」の旗印で知られる北条綱成の孫だそうです。著者は関東を題材とした歴史小説を多く執筆しているそうですが,このジャンルは作品数も少なく,テンポの良い文章にも好感が持てたので,他の作品も読んでみたいと思います。

C級1組順位戦が行われています。このクラスは,勢いのある若手と実力派のベテランが混在し,最新形の将棋が多いという印象があります。これが,B級になると力戦調の将棋が増え,全く変わるのが不思議です。今日も実績のあるベテランと若手との対局が何局かあるので,可能な限り観戦してから休みたいと思います。

2016年2月8日(月)

我が家の掃除機にリコールがでました。これまで,初期不良は何度かありましたが,リコールは2度目。実家を出て16年,人間の作るものに失敗はつきものですから,いかに日本の製造業の精度が高いかということがわかります。もちろん,原因を追究し,反省して次に生かす努力は大切です。製造業ではないものの,物を作るという意味では本も同じなので,ミスを少しでも減らしていかねばならないと改めて肝に銘じました。

帰宅して気づいたのですが,着ているスーツの上下が違っていました。来客や外出の予定が無くて良かったですが,帰るまで気がつかないというのも,我ながら格好に無頓着ですね。仕事中はロッカーに入れてあるので,おそらく誰にもバレていないと思います。もっとも,家では服を前後反対に着ていることもザラ。むしろ,こういうミスをほとんどしない方が不思議なのかもしれません。ちなみに,上下を間違えてきていったのは2度目。2度あることは何とやらと言いますが,3度目は無いよう気をつけたいと思います。

2016年2月7日(日)

今日は珍しく生でNHK杯争奪将棋トーナメントを観戦。生でと言っても録画放送なのですが,録画して観るとついつい序盤を飛ばしてしまうので,たまにはリアルタイムで観戦するのも良いものですね。今日は豊島七段-村山七段の対局でしたが,角換わりの熱戦となり,村山七段が勝利。これでベスト4に進出し,来年度のシード権も獲得しました。角換わりはこのところプロ間で良く指されており,日進月歩の戦型。盤面全体を使った戦いになりやすく,非常に面白いので,観戦記を読んで細かい変化をキッチリ勉強したいと思います。

昼過ぎからは久しぶりにプールへ。疲れが残らない程度に軽く泳ぎました。体の凝りが少し楽になった気がします。ちなみに,体重はかなり落ち,プールを再開してから8カ月で約5kg減。運動以上に食生活の改善が効いている気はしますが、この体重を維持できるよう,これからも頑張りたいと思います。

プールから帰宅後にメールを確認すると,詰将棋パラダイスから懸賞詰将棋当選の連絡。今回はHPの懸賞問題ですが,先月は誌上でも当選しており,2カ月連続となります。これだけの雑誌を毎月編集するのは大変な労力。詰将棋を解答しただけでタダでもらうのは申し訳なく思いますが,ご褒美だと思って喜んで頂くことにします。今月も頑張るぞ!

2016年2月6日(土)

今日は久々の完全休養日。こんな日はしっかり休むに限るので、最低限の家事だけこなし、ゆっくり休みました。朝寝坊はもちろん,本を読んだりネット将棋を指したり,好き放題暮らした気がします。一日が勿体ない気もしますが,たまにはこういう日もないと仕事も頑張れません。気持ちは切り替えられたので,明日は通常の生活を心掛けたいと思います。

ちなみに,明日の天気は雪の予報。夜になって風が強まり,低気圧が近づいていることを如実に感じます。積もるほど降るようなことはなさそうですが,寒い一日となるのは間違いないところ。インフルエンザも流行しつつあるようなので,体調管理には十分気をつけたいと思います。

2016年2月5日(金)

井上靖著『天平の甍』を読了。著者の作品を読むのは『敦煌』に続き2作目でしたが,昭和の大作家らしい格調高い内容でした。昭和30年代の作品なので,昨日の司馬作品と比べると日本語が固く読みにくい面はありますが,最近はこういった文体で書ける作家がいなくなっており,ある意味新鮮な感じがします。歴史小説を読み始めて改めて思うのは,古い作品でも面白いこと。作品の新旧にとらわれず,いろいろ読んでいきたいと思います。

桜島で爆発的噴火がありました。ニュースで噴火時の映像が流れていましたが,吹き上がる溶岩だけでなく,火山雷も撮影されており,一般人にとっては貴重な映像だと思います。桜島のように頻繁に噴火している火山は観測体制が整っていますが,活火山ではあるもののほとんど観測されていない山も多い。昨今は地震に対する防災体制が話題になっていますが,火山に対する備えの必要性を改めて感じました。

2016年2月4日(木)

司馬遼太郎著『軍師二人』を読了。表題作を含め,全八編からなる短編集でした。歴史小説ではあるものの,かなり創作色の強い作品が多く,これまで読んだ司馬作品とはちょっと違う印象。題材は日本の戦国時代から採られているので,この時代の歴史が好きな方は読んでみるのも面白いと思います。ちなみに,この本が今月の1冊目。毎月10冊読了を目標にしているので,徐々にペースを上げていきたいと思います。

第65期王将戦第3局1日目が行われました。郷田九段の先手で始まった対局は相掛かりに。一手一手が難しい序盤戦となっています。相掛かり棒銀で2五まで銀が出られれば成功だと思うので,形勢判断はやや先手持ち。もっとも,ここから一気に戦いにはならず,じっくりした展開になると思うので,勝負はこれからでしょう。明日は力のこもったねじり合いを期待しています。

2016年2月3日(水)

今日は節分でした。恵方巻と福豆を食べるのが我が家の定番。流行に流されている感は否めませんが,巻き寿司や煎り大豆は頻繁に食べるものではないので,世間に流されてもいいかなと思っています。ちなみに,今回の煎り大豆は小分けタイプ。ちょっとずつ会社へ持っていき,ポリポリしながら仕事に励みたいと思います。

生まれてこの方,あまり真剣に考えたことが無かったのですが,節分というのは季節を分けるという意味だそう。明日は立春で,暦の上では春になります。二十四節季もほとんど意味を知りませんし,日本人としてこれで良いのかなと思ったりします。歴史小説を読んでいると,いかに日本古来の風習を知らないか身に染みる昨今。もう少し日本文化への造詣を深められるよう,日々頑張りたいと思います。

2016年2月2日(火)

昨晩は結局途中で寝てしまい,今朝になってA級順位戦8回戦の結果を確認。佐藤天彦八段,行方八段,屋敷九段,深浦九段,広瀬八段がそれぞれ勝利を挙げました。この結果,挑戦権争いは,最終9回戦の佐藤八段-行方八段の直接対決で決着することに。佐藤八段が勝てば初挑戦,行方八段が勝てば両者のプレーオフとなります。一方の降級争いは,郷田王将は自身が敗れるか広瀬八段が勝つと降級,広瀬八段は負けると降級,広瀬八段か郷田九段が勝った場合には,久保九段-森内九段の敗者も降級となります。挑戦,降級が1名も決まらずに9回戦を迎えるのは久しぶり。9回戦の一斉対局を楽しみに待ちたいと思います。

最近の夜の楽しみと言えば入浴。時間が惜しい気もしますが,とにかくゆっくり浸かることを心掛けています。入浴後は徐々に体温も下がってくるので,体が冷える前に布団に入ってしまうのが熟睡のコツ。ということで,今日はさっさと休みたいと思います。それでは,おやすみなさい。

2016年2月1日(月)

A級順位戦8回戦の一斉対局が行われています。挑戦権争いは,佐藤天彦八段が6勝1敗でトップ。本日の対局に勝ち,2敗の行方八段,渡辺竜王,佐藤康光九段がいずれも敗れると,佐藤八段の挑戦が決定します。一方の降級争いは,危ない順から広瀬八段,郷田王将,深浦九段,久保九段。全員がタイトル経験者であり,A級のレベルの高さを感じます。本日は佐藤八段-久保九段,行方八段-郷田九段,渡辺竜王-屋敷九段,広瀬八段-佐藤九段,深浦九段-森内九段の顔合わせ。いずれも熱戦となっているので,今日は深夜まで観戦を楽しみたいと思います。

今日の夕食は久しぶりに天ぷら。揚げ物は私の領分ですが,なかなかの出来栄えでした。冬場は根菜類が美味しいので,天ぷらには最適な時期。旬のものを食べるのは何よりの贅沢ではないでしょうか。今週はいろいろバタバタしそうですが,英気を養ったので,明日以降も頑張りたいと思います。

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