日々雑感

2016年7月の日記

2016年7月31日(日)

社団戦2日目に参加しました。結果は,チームが4連敗,個人成績は3勝1敗でした。負けた一戦は3-4負けだったので,自分が勝っていればと思うと残念です。勝った将棋,負けた将棋ともによくわからない部分が多かったので,きちんと解析して調べるつもり。この悔しさをバネに,次回こそは全部勝てるよう頑張りたいと思います。

帰宅後にNHK杯テレビ将棋トーナメントの島本五段-豊島七段を観戦しました。戦型は相矢倉で,島本五段が若干不利とされている変化に飛び込み,ねじり合いとなりました。プロらしい妥協しない手順が続き,最後まで大熱戦に。島本五段に勝ちがありそうな気もしましたが,最後は豊島七段がきっちり即詰み打ち取り,勝利を収めました。非常に面白い将棋だったので,感想戦を楽しみに待ちたいと思います。

カープは,新井選手のタイムリーで追いつき,ベイスターズのミスにつけ込んで逆転勝ち。今期は一度も3連敗がなく,どの投手が投げてもある程度勝てるのがポイントです。とはいえ,7月下旬の失速はやや心配。ジャイアンツとのゲーム差も8に詰まってきたので,来週はしっかり勝ち越し,突き放して欲しいと思います。

昭和の大横綱,元千代の富士関の九重親方が亡くなりました。憎らしいほど強いという言葉が似合う横綱でした。私と同世代の人にとっては,特に思い出深い横綱なのではないでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。

2016年7月30日(土)

伊坂幸太郎著『チルドレン』を読了。それぞれ独立した短編集ですが,登場人物はある程度共通で,連作短編集のような趣でした。伊坂作品を読むのは4作目ですが,一番面白かった気がします。次回作の『サブマリン』も先日出版されたばかり。気が向いたら読んでみたいと思います。

続いて,松本博文著『ルポ電王戦』を読了。今月は全然本を読めていなかったので,途中まで読んでいるものを読み終えてしまおうと思ったのです。電王戦の裏側を描いた作品で,将棋が好きな方は楽しく読めるのではないでしょうか。続編ともいえる『ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ』も手に入れているので,徐々に読み進めたいと思います。

今日のカープは,9回裏の猛攻で追い上げたものの敗戦。ジャクソン,野村,黒田の3本柱がいずれも敗れたのは,久しぶりだと思います。これでこの3連戦の負け越しも決まり,ちょっと気掛かりな展開。3タテだけは避けねばならないので,明日先発の岡田投手には暗雲を振り払うような好投を期待しています。

2016年7月29日(金)

少し体に疲れがたまっています。首から肩にかけての凝りがひどく,社団戦前に1回ほぐしておく必要がありそうです。うつむいてスマホで将棋ばかりしているのが良くないのかもしれませんね。肝心の将棋の調子は,可もなく不可もなく。今更ジタバタしても仕方がないので,体調だけは万全にして週末の社団戦に臨みたいと思います。

今日のカープは序盤からボコボコに打ち込まれて完敗。こういう負けは後を引かないと言われているので,まずは明日の試合をきっちり戦うことが大切です。明日の先発は黒田投手。前回登板で日米通算200勝を達成したものの,ベイスターズ戦はあまり相性が良いとは言えないので,打線の援護も期待しています。

2016年7月28日(木)

百田直樹著『夢を売る男』を読了。出版・文芸界の闇の部分に鋭く切り込む内容で,面白かったです。関係者にしかウケない気もしますが,私の中では今年読んだ本の中でも1,2を争う面白さでした。作者は言動こそ過激ですが,かつて探偵ナイトスクープの脚本を書くなど,面白いことを発掘する力はさすがの一言。文学的な高尚さはありませんが,面白ければ良いという方にはオススメです。

第57期王位戦第2局2日目が行われ,羽生王位が木村八段を破り,1勝1敗のタイとなりました。中盤で木村八段が角香交換の強攻に出ましたが,若干無理だったようで,羽生王位が自然に優位を拡大。そのままガッチリ押し切りました。ここにきて,羽生王位は復調気配。来週には棋聖戦第5局もあるので,こちらにも注目したいと思います。

カープは,ジャイアンツのエース菅野投手を攻略し快勝。勝負の2連戦を1勝1敗で終えました。連敗したのも1か月半ぶりでしたが,何といっても今季は3連敗が一度もないのが素晴らしい。先発した福井投手の好投も光り,好材料ばかりの試合でした。明日からはベイスターズとの3連戦。ジャイアンツに続き,今季は苦手としている相手なので,まずは確実に先制点を挙げ,有利に進めて欲しいと思います。

2016年7月27日(水)

第57期王位戦第2局1日目が行われました。木村八段の先手で始まった対局は矢倉模様に。木村八段が積極的に攻勢に出て,羽生王位は玉を固めてカウンター狙いという布陣です。以前の私であれば後手を持ちたいと思いましたが,最近は棋風も変わり,先手を持ってもやれそうに見えます。木村八段としては,王位奪取には是が非でも勝ち,2連勝と波に乗りたいところ。明日も積極的な指し回しを期待しています。

新しく買ったパソコンが届きました。ノートパソコンですが,CPUやメモリは可能な限り高スペックにしてあります。というのも,最近の将棋ソフトはかなりのスペックを要求するので,可能な限り高性能のものにしようと思ったのです。早速,フリーの4つのソフトを導入し,リーグ戦で強さを比較中。当面は,最高勝率のソフトを使い,私が指した将棋の問題点などを調べたいと思います。

2016年7月26日(火)

今日のカープは恵みの雨。明日の先発はジョンソン投手がスライド登板することになります。先発予定だった岡田投手が発熱したそうで,この3連戦での登板は回避する模様。圧倒的なリードは築いていますが,先発陣に不安があるので,二軍調整中の福井投手や大瀬良投手などの復調までは,試合が減った方が望ましい気がします。明日からの2連戦に連勝すればマジック点灯。ジャイアンツ戦はあまり相性が良くないのですが,頑張りを期待しています。

今日は仕事でネット会議をしました。世の中では当たり前になっているのだと思いますが,目の前にいない人と話すのは,不思議な感覚があります。電話だとそういう違和感はないので,慣れの問題かもしれません。もっとも,電話はとても苦手。音声だけだと,どうしても誤解が生じる気がするのです。ましてや,文章で伝えるのはとても困難。訓練のために毎日この日記を書いていますが,自分の意図がどの程度正確に伝えられているのか,自信がありません。毎日やれば上手くなるというものでもありませんが,継続は力なりだと信じ,今後も頑張りたいと思います。

2016年7月25日(月)

戸川猪佐武著『小説吉田学校 第一部 保守本流』を読了。古本屋でタイトルに惹かれて購入したものです。小説と銘打っていますが,登場人物は実名で,ノンフィクションに近い印象。私が生まれたころの書籍ですが,人物描写も生き生きしており,現代の小説には感じない力強さを感じます。昭和の話は歴史でもあまり学ばず,意外と知らなかったりするもの。残る七巻も徐々に読み進めたいと思います。

第64期王座戦挑戦者決定戦の糸谷八段-佐藤名人が行われました。両者は奨励会の同期。タイトル獲得経験のある若手同士の挑戦者決定戦は,しばらく記憶にありません。肝心の対局は,佐藤名人の横歩取りに。両者の持ち味が出たねじり合いとなりました。中盤までは佐藤名人が指せそうに見えましたが,糸谷八段が形にとらわれない受けを連発し,きわどい勝負に。最後は,糸谷八段が力でねじ伏せるような格好で勝利しました。糸谷八段と羽生王座とのタイトル戦は初めて。羽生王座を驚かせるような粘りを期待しています。

2016年7月24日(日)

第4回千葉県なの花名人戦に出場しました。この大会の優勝者は,アマチュア名人戦出場の資格が得られます。来週は社団戦もあるので,強い人に教えてもらおうと,珍しく謙虚な姿勢で挑みました。結果は,千葉県移住後2度目のベスト16。本戦トーナメントでシード選手を破るなど,望外の結果でした。課題は,予選も含め2敗した相穴熊戦。社団戦でも現れる可能性があるので,あと1週間でしっかり研究したいと思います。

帰りに書店に寄り,海音寺潮五郎著『加藤清正』の上下二巻を購入。9月末までの収益が熊本地震の義捐金として寄付されるそうなので,買うことにしたのです。こういう自然な形でできる支援なら,これからも是非協力したい。せっかく買ったので,そのうち読みたいと思います。

帰宅後,NHK杯テレビ将棋トーナメントの加藤女王・女流王座-佐藤和俊六段を観戦しました。戦型は,佐藤六段の四間飛車に対し,加藤女流の居飛車穴熊。佐藤六段が積極的に仕掛け,私の感覚では振り飛車が相当良さそうに見えました。そのまま佐藤六段が押し切ったのですが,感想戦を観た限りでは,実は居飛車が悪くなかった模様。穴熊の感覚はサッパリわかりませんね。穴熊に翻弄された1日でした。

2016年7月23日(土)

カープの黒田投手が日米通算200勝を達成!今日の試合は,序盤から打線の援護もあり,楽に投げられる内容でした。とはいえ,7回無失点の投球はさすがの一言。新井選手の300号本塁打も目前に迫っており,今期は記録ラッシュの1年となりそうです。明日は中村投手が久しぶりの先発予定。今日のように序盤からドンドン振りぬいてくれることを期待しています。

大川慎太郎著『不屈の棋士』を読了。内容は,コンピュータソフトと棋士の関わりをインタビュー形式でまとめたものでした。全体的には,棋士の矜持を感じさせるコメントが多く,予想通りの内容でした。記事にもあったように,人が車より速く走れなくても100m走が魅力的なように,ソフトに勝てなくなっても人間同士が戦う将棋に魅力があれば,ファンはついてくるハズ。叡王戦のようなネット中継棋戦を増やすなど,よりファン目線の対局が増えることを期待しています。

2016年7月22日(金)

今日のカープは快勝。タイガース先発の藤浪投手を足で攻略すると,投げては野村投手が6回1失点の好投で12勝目を挙げました。明日はいよいよ,日米通算200勝を懸け,黒田投手が先発予定。三度目の正直となるよう,早い回での打線の援護を期待しています。

詰将棋パラダイス7月号の上級7手詰までをほぼ攻略しました。今月は上級から順に解いたため,初級の問題を一部残していますが,9合目くらいまでは到達したというイメージです。これほど順調に詰将棋を解けたのは久しぶり。半期の始まりということでやや易しめだったこともありますが,地力もついてきていると信じています。解くだけでなく,2度目の入選を狙い,作品作りにも励まねば。時間を見つけて挑戦したいと思います。

2016年7月21日(木)

今月も20日を過ぎたので,ようやく重い腰を上げ,詰パラに取り組んでいます。難解な作品が多く大変なのですが,こればかりは頑張ってクリアしていくしかありません。今日は上級5~7手詰を5問クリア。意表を衝くような手筋も多く,非常に楽しめました。即効性はありませんが,いずれこの頑張りが報われると信じ,頑張りたいと思います。

今日はA級順位戦の三浦九段-佐藤九段,稲葉八段-深浦九段やB級1組順位戦などが行われています。トップ棋士の将棋はどれも面白く,観戦しているといつまでも寝られないのが悩みです。幸いにして今日は進行が早い将棋が多く,就寝までにすべて見られそうな展開。熱戦が少ないとも言えますが,序盤に比重が移った現代将棋では仕方がない面もあるので,残っている将棋が熱い戦いとなることを期待しています。。

余談ですが,今期から順位戦の持ち時間が変わり,B級2組以下はチェスクロック方式の6時間,B級1組以上は従来通りストップウォッチ方式の6時間となっています。違いは,1分未満を切り捨てるかどうか。たとえば,59秒考えて指したとき,ストップウォッチ方式では持ち時間は減りませんが,チェスクロック方式では59秒消費されます。終局時間を早める措置だと思いますが,残り2分で頑張るというのはプロの芸の1つなので,やや残念な面もあります。今回の変更により,終盤で時間が無くなると苦しいため,より序盤を研究で乗り切ろうという流れが加速するハズ。戦型選択の変化などが起こるか,注目したいと思います。

2016年7月20日(水)

大川慎太郎著『不屈の棋士』と渡部潤一・渡部好恵著『最新 惑星入門』を購入しました。前者は電子版,後者は書籍での購入です。このところ,将棋関係の本は電子版での購入が中心。この手のマニアックなものは古本屋では売れず,新品同様の本を捨てるのも忍びなく,処分に困るのです。一方,後者のように学問関係のものは,やはり書籍。電子版と比べ検索性が高く,忘れたところだけ振り返るのにも適しています。昨日も書きましたが,私の中ではいま,新書が熱い。通勤時間を利用し,徐々に読み進めたいと思います。

今日のカープは大瀬良投手が久々の先発。ところが,大島選手に先頭打者本塁打を許すなど,3回4失点と期待に応えられませんでした。大島選手はその後も大当たり。第4打席でサイクルヒット達成の偉業を成し遂げました。普通に考えれば負け試合の展開ですが,打線が粘って延長戦に。この試合をモノにできれば本物だと思ったのですが,残念ながら最後は力尽きました。ゲーム差はあるとはいえ,こういう試合を落とすようではまだまだ。明日は試合がないので,しっかり休養し,金曜日からの3連戦に備えて欲しいともいます。

今日はA級順位戦の羽生三冠-森内九段が行われています。2002年以降,両者のどちらかが名人位を獲得していたため,順位戦で戦うのは15年ぶりとなります。両者とも初戦を落とし,負けられない対局。有料中継のため結果は書けませんが,アマチュアにも参考になる将棋だったので,しっかり並べ直して勉強したいと思います。

2016年7月19日(火)

鈴木大介著『脳が壊れた』を読了。ルポ形式の本を読むのは久しぶりでしたが,それなりに充実した内容だったように思います。最近は,小説より新書のような内容の本が好み。買い溜めた小説も相当あるので,徐々に読みつつ気になる新書なども手に入れていきたいと思います。

カープは,序盤に3本の3ランが飛び出すなど,打線爆発で快勝。本日の本塁打で,新井選手は通算300号まであと1本としました。新井選手は打点でもトップの山田選手と3打点差。7月に入ってからの怒涛の追い上げで,打点王も十分に視野に入ってきました。まさに騎虎の勢いという現在のカープ打線。明日もしっかり振りぬいて欲しいと思います。

2016年7月18日(月)

パソコンを新調しました。おそらく,5年ぶりくらいです。以前は,それなりの性能のものを買い替えながら使っていましたが,データの移行が面倒。ということで,今回はスペック重視での購入となりました。取り寄せのため,届くのは来週になりそうですが,今から待ち遠しいですね。

今日のカープは新井選手のサヨナラ本塁打で勝利。7回くらいまでは2試合連続の完封負けペースでしたが,守備のミスにつけ込んで追いつけたのが大きかったです。それにしても,最近の新井選手は右方向に大きな当たりを打ちまくっており,39歳にして進化中の予感。後半戦も幸先の良いスタートが切れたので,このまま突っ走って欲しいと思います。

2016年7月17日(日)

NHK杯テレビ将棋トーナメントの糸谷八段-菅井七段を観戦しました。決勝戦の顔合わせでもおかしくない,関西の若手ホープ対決。1回戦にはもったいない好カードでした。戦型は横歩取りとなり,中盤でリードを築いた糸谷八段が,硬軟織り交ぜた手順で快勝。これで対戦成績は糸谷八段の4勝0敗だそう。そこまで実力差があるとは思えないので,菅井七段にとっては相性の悪い相手なのかもしれません。感想戦の時間もたっぷりあったので,しっかり復習したいと思います。

鈴木大介著『脳が壊れた』(新潮新書)を購入。新聞の書評を見て興味を持ち,手に入れることにしました。著者は,2015年に41歳で脳梗塞を発症し,高次脳機能障害となったそう。書評では,体験者でなければわからない記述が多いと書かれていたので,心して読みたいと思います。

2016年7月16日(土)

今日は朝から植物の間に生えた草むしり。植えた植物はなかなか伸びないのに,雑草はあっという間に増えるので,抜いても抜いても追いつきません。ついでに,アジサイが雑然と伸びすぎていたので,形を整えるべく剪定。暑い日にしおれることもあったので,株が大きくなるまでは,伸ばす枝を絞った方が良いような気がしたのです。植物には失礼な表現ですが,何事も挑戦なので,うまく成長するよういろいろ試してみたいと思います。

昼からは少々うたた寝。昼寝はほとんどしないのですが,さすがに疲れが残り,体を休めようと思ったのです。1時間ほど休んだだけで体がスッキリ。寝すぎると体が重くなりますが,適度に休めるのは良いものですね。かなり回復したので,明日は1日頑張りたいと思います。

2016年7月15日(金)

プロ野球のオールスターが放送されていました。個人的には,公式戦こそ放送して欲しいのですが,こちらの方が視聴率が取れるのでしょうか。試合はほとんど観ていませんが,ホームラン競争で大谷選手が勝ったところだけはリプレイで観戦。投手とは思えない飛距離で,二刀流も頷けます。これだけの才能のある選手ですから,どちらかに絞ればすごい記録が出せそうですが,個人的には,記録より記憶に残る選手として,二刀流を続けて欲しいと思います。

昨日の出張疲れが残り,体が重かったです。会社に入った頃は,出張で初めて行く土地も多く,楽しく感じるくらいでしたが,最近は疲れを感じることが増えてきました。幸いにして今週末は3連休。それなりにやることもありますが,休養第一で生活したいと思います。

2016年7月14日(木)

浅田次郎著『中原の虹(三)』を読了。『蒼穹の昴』シリーズ全十巻の八巻目にあたりますが,全体的にやや冗長になってきたような気がします。決して悪くはないのですが,『蒼穹の昴』の前半のように引き込まれる感じはやや薄れている感が否めません。期待値が高いゆえの厳しい評価ですが,第四巻は素晴らしい作品であることを期待しています。

今日は仕事の移動時間が長かったので,他にも,『本の旅人』を読んだりして過ごしました。『本の旅人』は角川書店のPR誌で,10作程度の連載小説や読み切り小説が掲載されています。購読料は年間1,000円と格安のうえ,若手,中堅の実力派作家の作品が多く,とてもお得な雑誌です。PRが主たる役目のため,大型書店には無料で置いてあったりするので,興味のある方は一度手に取ってみてください。

2016年7月13日(水)

第87期棋聖戦第4局が行われ,羽生棋聖が永瀬六段を破り,2勝2敗のタイとなりました。戦型は,先手の永瀬六段の矢倉志向に対し,後手となった羽生棋聖が阿久津流と呼ばれる5筋交換型に。その後,二枚の銀を前線に繰り出し,中原流急戦矢倉のような形になりました。この形は玉が薄く,現代風ではないものの,攻めに厚みがあるのが特徴です。本譜は,羽生棋聖が機敏な動きでリードすると,そのまま攻め倒しました。これで勝負は最終局へ。タイになれば羽生棋聖持ちだと思いますが,果たして!?

カープは黒田投手の200勝が懸かった試合でしたが,投打ともに精彩を欠いて完敗。2連戦は連敗さえしなければよいので,御の字だと思います。明日からしばらくペナントレースはお休み。オールスターもありますが,選ばれた選手は全力で頑張り,それ以外の選手はしっかりと休養し,後半戦に備えて欲しいと思います。

2016年7月12日(火)

今日のカープは,新井選手の2本塁打5打点の活躍もあり,打線爆発で圧勝。このところのカープ打線は,ファンですら相手投手が可哀想になるくらいの大当たりが続いています。明日は日米通算200勝を懸け,黒田投手が先発予定。ジャイアンツ先発の田口投手は,それなりに攻略できているという手ごたえもあるので,明日も好球必打で早めの援護を期待しています。

参院選が終わり,次は都知事選。私は都民ではなく,投票の権利はありませんが,鳥越俊太郎氏が野党統一候補に決まり,いよいよ本格的な選挙戦に入ります。選挙は勝ってナンボ。野党が一致団結して押せる候補が見つかり,ようやく勝負になる形が見えてきたのではないでしょうか。誰が勝つにせよ,外野の人間としては大差では面白くないので,接戦となることを期待しています。

2016年7月11日(月)

陳舜臣著『秘本三国志(一)』を読了。五斗米道の立場から見た三国志ということで,これまで読んできたものとは趣向の異なる内容となっています。入門向けではありませんが,ある程度知識を持った人なら,それなりに楽しめそう。二巻以降も,予想外の展開を期待しています。

今日の将棋の携帯中継は,トッププロ同士の対局が目白押し。ところが,どれも戦型が横歩取り。流行の形とはいえ,細かい変化を追求するような形ばかりだと,アマチュアにはついていけません。せめて,研究でダメになった変化を知っていれば楽しみようもありますが,何故そうなるのかわからない手が続くと,興味も半減。プロは勝ってナンボとはいえ,たまにはファンも楽しめる将棋も指してもらえればと思います。

2016年7月10日(日)

今日のカープは序盤から打線が爆発。2回までに8点を挙げ,試合を決めました。楽になった展開の中,先発の戸田投手は粘りのピッチング。何度も得点圏に走者を背負いましたが,要所を締め,プロ初完封勝利を飾りました。チームが好調な中,この投球で自信をつけ,一皮むけて欲しいところ。次回登板はオールスター明けとなるので,生まれ変わった投球を期待しています。

NHK杯テレビ将棋トーナメントの黒沢五段-山崎八段を観戦しました。戦型は,黒沢四段の四間飛車穴熊に対し,山崎八段は力戦調の相振り飛車で応戦。駒組の段階で山崎八段の模様が良くなり,そのままガッチリ押し切りました。薄い玉を指しこなす技術はまさにプロの芸で,観戦しているだけではわからない変化も多いので,観戦記を楽しみに待ちたいと思います。

今日は参院選もあり,もちろん投票にも行ってきました。選挙速報を観る限りでは,与党が改選議席の過半数以上を獲得した模様です。細かい議席配分は明朝には決まるので,明朝のニュースで確認したいと思います。

2016年7月9日(土)

今日は朝からあいにくの雨模様。こんな日は外出しても仕方がないので,家でのんびり過ごしました。このところ将棋倶楽部24で対局しているのですが,今日は1勝3敗。簡単な勝ちを逃したと思っていたのですが,ソフトに調べさせると形勢は難しく,単に楽観していただけのようでした。ただ,局面を楽観的に見られるのは調子が良い証拠。月末の社団戦へ向けしっかり調整していきたいと思います。

夜は恒例のカープ戦。岡田投手の2勝目が掛かる試合でしたが,本日も打線が好調。本塁打3本,7点を挙げ,快勝となりました。これでセ・リーグの50勝一番乗り。この3連戦の勝ち越しを決め,貯金も今季最多の18となりました。最下位のタイガース相手ということもあり,明日も勝ち3タテで締めたいところ。先発は戸田投手の予定なので,頑張りを期待しています。

2016年7月8日(金)

第29期竜王戦決勝トーナメントの久保九段-阿部七段が行われました。戦型は,久保九段のゴキゲン中飛車に対し,阿部七段の急戦。終盤まで阿部七段が優勢でしたが,最終盤で錯覚があり,大逆転となりました。アマチュアでは,このレベルの逆転など日常茶飯事ですが,プロでは珍しい。久保九段としては九死に一生を得た形なので,この幸運を生かせるか注目しています。

今日のカープは,タイガース先発の藤浪投手の乱調にしっかりつけ込み快勝。この3連戦のカギとなる一戦と見ていたので,今日の勝利はとても大きいと思います。明日の先発は岡田投手。これまでの登板では,打線の援護に恵まれず,負けが先行しているので,明日はしっかり打って楽に投げられる展開にして欲しいと思います。

2016年7月7日(木)

第29期竜王戦決勝トーナメントの豊島七段-青島五段が行われました。戦型は,青島五段の四間飛車穴熊に対し,豊島七段も居飛車穴熊に組み,相穴熊となりました。この形は居飛車が若干良いとされ,プロではあまり指されませんが,アマチュアでは今でも根強い人気があります。肝心の対局は,青島五段が穴熊らしい粘りで逆転して勝利。挑戦者決定戦進出まであと2勝としました。かねてから大器と言われていただけに,ここで大化けできるか注目されます。次局は深浦九段との対局。互いに粘り強いだけに,力のこもった応酬を期待しています。

今日は猛烈に暑かったですね。私が育てている植物も暑さにやられ,帰宅するとヤマアジサイを中心にかなりしおれていました。急いで水をやり,ある程度回復したものの,夏本番はこれから。今後の暑さに耐えられるか心配ですね。当面は,朝の水やりをより入念に行いたいと思います。

2016年7月6日(水)

第57期王位戦第1局2日目が行われ,木村八段が羽生王位を破り,幸先の良いスタートを切りました。普段のタイトル戦では羽生三冠を応援していますが,木村八段だけはいつかタイトルを獲って欲しいと思っており,今回は木村八段贔屓です。そういう意味では,木村八段が勝って良かったと思うものの,羽生王位の不調がやや心配。今日の敗戦で,今期成績が5勝9敗となり,深刻な状況です。そのうち立て直してくるとは思いますが,棋聖戦第4局も控えているので,早めの復調を期待しています。

今日のカープは黒田投手の200勝達成が懸かった試合でしたが,拙攻のオンパレード。パスボールで先制を許すなどミスも重なり,完敗でした。偉業達成とならなかったのは残念ですが,次回登板は本拠地マツダZoomZoomスタジアムなので,ある意味良かったのかもしれません。明日は移動日で休めるので,気分を切り替えて週末の3連戦に臨んで欲しいと思います。

2016年7月5日(火)

カープは今日から地方遠征です。先発は野村投手。先制こそ許したものの,6回1失点と納得の内容でした。打線は同点の7回に奮起し,鈴木選手,下水流選手のタイムリーで3得点。あとはリリーフ陣がしっかり締め,快勝となりました。これで貯金17,2位とは10.5ゲーム差。明日は黒田投手の200勝達成を期待しています。

野球と同時進行で,叡王戦九段予選を観戦。今日は佐藤(康)九段-中村九段の一局でした。中村九段が,昨今流行している左美濃急戦を仕掛け,佐藤九段が居玉で迎え撃つ形となりました。中終盤にかけて二転三転があったものの,最後は中村九段がしっかり寄せ切り勝利。ぎりぎりの攻防が続いた好局だったと思います。叡王戦はプロの芸が生で観られる数少ない番組。これから中継も増えてくるので,可能な限り観戦したいと思います。

2016年7月4日(月)

今年初めて,雷が鳴りました。梅雨に入ってから雨模様の日は多いものの,ゲリラ豪雨のような天気は少ないように感じます。暑い日が少なくて助かるものの,洗濯物を安心して干せる日がないのが悩みどころ。梅雨明けまでは,天気予報とにらめっこしながらの生活となりそうですね。

このところ,早寝早起きを心掛けています。早く目が覚めすぎることもあるのですが,それでも夜更かしをするよりは体調が良いです。植物に水をやったり,新聞を読んだり,朝はいくらでもやれることがあり,まさに早起きは三文の得。幸いにして今晩はやや涼しいので,しっかり休んで明日も早起きしたいと思います。

2016年7月3日(日)

カープは勝ってこの3連戦も勝ち越し。今日は久しぶりに猛打爆発で,中崎投手を温存して勝つことができました。最近は併用が続いている松山選手,下水流選手がいずれも結果を出し,緒方監督にとっては嬉しい誤算だったと思います。これで貯金は16になり,2位とは10ゲーム差。今後も差を広げ,マジック点灯まで突っ走って欲しいと思います。

NHK杯テレビ将棋トーナメントの稲葉八段-高見五段を観戦しました。戦型は高見五段の注文で横歩取りとなりました。最近のプロ将棋は横歩取りばかりですが,新しい変化が数多く見つかっており,取り組み甲斐があるのだと思います。逆に言えば,未舗装路ばかりでアマチュアには厳しい戦型。自分では使わないとはいえ,レベルの高い将棋は参考になるので,来週もハイレベルな戦いを期待しています。

2016年7月2日(土)

第87期棋聖戦第3局が行われました。戦型は永瀬六段の横歩取り。難しい戦いでしたが,終盤になって羽生棋聖が抜け出したように思いました。ところが,ゴチャゴチャとした戦いの中で,いつの間にか逆転。そのまま勝ち切り,永瀬六段が初タイトルに王手を掛けました。羽生棋聖の不調は続いていますが,カド番になってからの強さには定評があるところ。ここからが本番だと思うので,次局以降も熱戦を期待しています。

北方謙三著『史記 武帝伝(一)』を読了。全七巻の最初であり,衛青と張騫が中心の物語でした。どちらも世界史でも登場するような有名人物ですが,北方小説らしく,魅力的な人物として描かれているように思います。非常に長い小説ですが,とても面白いので,二巻以降も楽しみながら読みたいと思います。

2016年7月1日(木)

カープはベイスターズに勝ち,連敗を回避。連勝が止まった後は連敗しやすいのですが,しっかり勝てたのはチーム力がついてきた証拠だと思います。明日は,前回登板でプロ初勝利を挙げた岡田投手が先発予定。岡田投手の登板試合は打線の援護が少なめなので,明日は早めに先制し,楽に投げられる展開にして欲しいと思います。

詰将棋パラダイス7月号が届きました。今月号には,初入選した詰将棋の評価と短評が掲載。相当辛辣な評価もあり得ると思っていましたが,自己評価よりは高い評価点をもらえました。ただ,自覚はしていましたが,収束がイマイチ。指摘もありましたし,評価点が伸びなかった要因にもなったと思います。入選したのは双玉詰将棋でしたが,選者からは「普通作での再登場に期待」とのコメントが。このところ,読書と対局ばかりの生活ですが,たまには詰将棋も作ってみたいと思います。

過去の日記

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