日々雑感

2016年9月の日記

2016年9月30日(金)

大崎善生編『棋士という人生』を読了。比較的古めの文章が多かったため,読んだことのないものが多く面白かったです。昔の棋士に比べると,今の棋士はとても大人しい。これは棋士に限ったことではなく,日本人自体がそうなっているのかもしれません。一方,将棋では定跡,世の中では体系化が進み,習得すべき内容は増える一方。いかに情報を取捨選択し,身に着けていくかが問われています。時代の流れは仕方がないとはいえ,古き良き昭和の時代に思いを馳せた一冊でした。

今日で9月も終わり,1年の4分の3が消化されたことになります。このところしょっちゅう書いている気がしますが,時の流れが早い。1年間の成長を感じることが少なくなっています。今年の成果といえば,振り飛車が少しまともに指せるようになった程度。最近は少し苦しんでいますが,ここで諦めたら1年の成果が無くなってしまうので,頑張って習得したいと思います。

2016年9月29日(木)

今日はハマの番長こと三浦投手の引退登板でした。白星を飾って欲しいと思っていましたが,6回途中10失点で負け投手に。打線はよく頑張りましたが,さすがに失点が多すぎたように思います。これまでベイスターズを支えてきた名投手が去ることになり,残念でなりません。指導者として球界に戻ってきてくれることを期待しています。

将棋の調子が上がってきません。結果だけ見るとそれなりに勝てているのですが,如何せん内容が悪い。相手のミスで勝っているだけで,きちんと駒が捌けて勝った将棋がほとんどないのです。序盤研究を省略するために飛車を振っているのですが,さすがにサボりすぎかもしれません。中終盤が弱く,先行逃げ切り以外に勝てる形がないので,早く振り飛車の感覚を身につけたいと思います。

2016年9月28日(水)

大崎善生編『棋士という人生』,宮城谷昌光著『湖底の城 七巻』を購入。前者は将棋関係の著作物を集めたアンソロジー,後者は伍子胥を主人公とした歴史小説です。どちらも予約し,地元の書店でも発売日に手に入るように手配したものです。最近は,e-honHonya Clubのように,インターネットで予約し書店で受け取れるサービスも充実しているので,書店に頑張ってもらうためにも有効に利用したいと思います。

パ・リーグでファイターズが優勝。先発の大谷投手が1安打完封と奮闘しました。これで,大谷投手は10勝,100安打,20本塁打,打率3割達成という凄まじい成績です。カープにも同学年の鈴木選手がいますが,鈴木選手の打棒とタイガースの藤浪投手を足してパワーアップしたような印象です。二刀流を志すのも頷けます。カープもそうですが,ファイターズもドラフトが上手い。互いに育成には定評があるので,日本シリーズで戦えるよう,両チームが勝ち上がることを期待しています。

2016年9月27日(火)

第57期王位戦第7局2日目が行われ,羽生王位が木村八段を破り,4勝3敗で防衛を果たしました。木村八段は6度目のタイトル挑戦も失敗に終わりました。木村八段を応援していた身としては残念ですが,今日の将棋も羽生王位が快勝といって良い内容で,チャンスらしいチャンスはなかったように思います。木村八段は,順位戦こそB級1組に下がっているものの,実力は確か。ベテランに近い年齢になっていますが,捲土重来を期待しています。

『本の旅人』10月号が届きました。1年間の定期購読が今月で終わりますが,もう1年くらい続けてみようと思っています。正直なところ,興味の湧かない作品もあるのですが,平均的に見ると作品のレベルは決して低くない。1年間で1,000円という値段であれば,十分に元が取れる内容だと思います。唯一の懸念点は,歴史関係の連載が一段落し,興味のある読み物が減っていること。来月以降,面白い連載が始まることを期待しています。

2016年9月26日(月)

伊坂幸太郎著『終末のフール』を読了。小惑星の衝突が3年後に迫る日常を描いた短編集でした。含蓄のあるセリフも多く,これまで読んだ伊坂作品とは一線を画すものの,面白かったです。もし,世界がこうなったら,自分はどう生きるのか。ちょっと考えさせられる作品でした。

第57期王位戦第7局1日目が行われました。羽生王位の先手番で始まった対局は横歩取りに。封じ手の局面は,どちらとも言えない形勢だと思います。横歩取りは中盤が短く,ここから数手で形勢に差がつく可能性も十分にありそう。木村八段の初戴冠なるか,注目したいと思います。

2016年9月25日(日)

今日は惰眠をむさぼり,久しぶりにゆっくりとした起床でした。一仕事を済ませ,午前中はNHK杯テレビ将棋トーナメントの郷田王将-高見五段を観戦。郷田王将が横歩取りを避け,力戦に誘導した結果,序盤から激しい戦いとなりました。感想戦を見る限りでは難しい変化が多かったようですが,高見五段が力みからか踏み込むところと我慢するところを間違え,一方的な展開に。郷田王将の良さばかりが目立った一局となりました。郷田王将の次の対局相手は久保九段。この両者の戦いは,互いに鋭い踏み込みと粘り腰が持ち味だけに,いつも面白い。熱戦を期待しています。

昼はのんびり過ごし,夜は第2期叡王戦本戦トーナメントの広瀬八段-千田五段を観戦しました。角換わりから後手の千田五段に研究手順が出て,難解ながら後手ペースの中盤戦に。難しい将棋でしたが,終始思い切りよく踏み込んだ千田五段が押し切り,快勝となりました。個人的には,第2期電王戦には羽生三冠か千田五段の出場を願っており,より期待が膨らむ勝利。いよいよ叡王戦も本戦に入り,トップ棋士同士の戦いも増えてくるので,こちらも熱戦を期待しています。

2016年9月24日(土)

今日のカープは快勝で連敗ストップ。新井選手が3打点を挙げ,6年ぶりに100打点を突破しました。他には,鈴木選手が29号,野村投手が16勝目を挙げ最多勝がほぼ確定するなど,主力選手がしっかり活躍してくれました。残りは2試合となりましたが,CSへ向けしっかり調整して欲しいと思います。

大相撲では,豪栄道関が14連勝で初優勝。白鵬関が休場していたとはいえ,今場所は内容も良く,盤石の取り口だったと思います。来場所は綱取りになりますが,これまでの成績を考えると,変に欲を出さない方が良いかと。脇が甘く,苦し紛れの首投げや引き技で敗れるという悪い癖があるので,今場所のようにしっかり低く当たって欲しいと思います。

2016年9月23日(金)

大相撲では,大関の豪栄道関が横綱の日馬富士関を破り,初優勝に王手を掛けました。首投げという,らしい決まり手でした。内容は決して良いとは言えませんでしたが,ここまでくれば結果が大事。2敗で追うのは遠藤関だけとなり,どちらが優勝しても初優勝となります。両力士とも,期待されながらなかなか結果が出なかったので,今回の優勝争いをきっかけに飛躍して欲しいと思います。

今週は休みも多かったですが,その分だけ仕事の密度も濃く,とても疲れました。秋らしい天気となり,半袖では少し肌寒く感じる一日でした。もっとも,秋らしい天気となるのは明日までのよう。日曜日からは太平洋高気圧が再び張り出し,夏のような天気となるそうなので,模様替えは来週にしたいと思います。

2016年9月22日(祝)

今日は雨模様の天気だったこともあり,家でみっちり将棋を指しました。最近の課題は対抗形。相手が振り飛車であれば居飛車,居飛車であれば振り飛車にできるよう,序盤作戦を練っています。対抗形は手数が長くなる傾向にあり,体力の消耗が激しいですね。どんな大会でも,勝ち上がるには何局も勝たねばならないので,気力だけでなく体力の充実も図りたいと思います。

パ・リーグ首位攻防戦第2ラウンドもファイターズが制し,マジック6が点灯しました。昨今の勢いの差を勘案すると,このまま突き進みそうな気がします。一方のセ・リーグでは,カープが4連敗。主力選手が休みながら出場しているとはいえ,ここでの失速はやや気掛かりです。唯一の光明は,鈴木選手が28号を放ち,好調を維持していること。最後は打線の頑張りが鍵になるので,他の選手も調子を上げて行って欲しいと思います。

2016年9月21日(水)

パ・リーグの首位攻防戦が行われ,ファイターズがホークスを破り,首位に立ちました。明日は同カードの最終戦。勝った方にいよいよマジックが点灯します。それにしても,大谷投手は本当に素晴らしい。投げては9勝,打っては3割,20本塁打という,まさに大黒柱の働きです。二刀流をやりたくしまうのも,もっともな成績です。明日も熱戦を期待しています。

大相撲では,大関の豪栄道関が稀勢の里関を破り,初日から11連勝。今場所はとても動きが良く,やってくれるかもしれません。一敗で追っていた横綱の日馬富士関が敗れ,かなり有利な状況です。日馬富士関を破った高安関は,これで2場所連続の二桁勝利が目前に。平成生まれ初の関取となった後,伸び悩んでいましたが,いよいよ才能が開花するのか。残る4日間の相撲に注目したいと思います。

2016年9月20日(火)

第64期王座戦第2局が行われ,羽生王座が糸谷八段を破り,対戦成績を2勝0敗としました。戦型は,後手の羽生王座が意表の藤井システム。居飛車の感覚で指せるので,良い手が出たら私も指してみたいと思っている形です。本譜は糸谷八段が穏やかな順を選んだため,穴熊に組まれることもなく,振り飛車としては満足の序盤だと思います。中終盤も難しい戦いが続きましたが,羽生王座が丁寧に面倒を見てリードを築き,そのまま押し切りました。非常に強い勝ち方で,充実ぶりを感じますが,糸谷八段もこのままでは終われないハズ。意地を見せてくれることを期待しています。

カープの倉捕手と広瀬選手が引退を発表しました。今期は出番もなく,やむなしとは思いますが,私が一番熱心に応援していた市民球場時代は主力選手だっただけに,時の流れの早さを感じます。他にも,ベイスターズの三浦投手,ファイターズの武田勝投手など,一時代を築いた主力選手の引退が多い今シーズン。寂しさもありますが,この時期の発表ならば引退試合も組めるので,ファンにとっても良いのではないでしょうか。広瀬選手の応援歌はとても好きなので,関東で出番があるようなら,歌いに行く手も考えます。

2016年9月19日(祝)

今日は妻の希望もあり外出。涼しい1日でしたが,外を歩くにはちょうど良かったかもしれません。まずは,こち亀の連載終了にあたり,街を挙げて宣伝している亀有へ。初めて行きましたが,こち亀目当ての観光客がそれなりにいて,いつもより賑わっているのだろうと感じました。花より団子ではありませんが,売っていた団子がおいしかったので満足しています。

今日のお題は下町観光だったので,続いて柴又帝釈天へ。こじんまりとした商店街でしたが,昭和の香りがするお店も多く,それなりに楽しめました。昼食で川魚料理を食べ,柴又帝釈天で朱印をもらい,手焼きの煎餅を数枚買って帰宅。これくらいの外出が,翌日にも疲れを持ち越さず,ちょうど良い気がします。久しぶりにしっかり歩き,心地よい疲れを感じるので,今日は早めに休みたいと思います。

2016年9月18日(日)

NHK杯テレビ将棋トーナメントの豊島七段-久保九段を観戦しました。戦型は,久保九段のゴキゲン中飛車。豊島七段が急戦策を採り,久保九段が捌けるかどうかという将棋になりました。中央を厚く構えた豊島七段に対し,巧みに馬を作った久保九段が細かく捌き,最後はきちんと見切って勝利。振り飛車らしい軽い捌きが印象的な将棋でした。お手本にできる将棋だったと思うので,観戦記を読んでしっかり勉強したいと思います。

今日は社団戦個人団体戦でしたが,都合が悪くなり参加できず。貴重な実戦の機会を失ったのは痛手ですが,代わりに定跡研究などをして過ごしました。先日までは振り飛車穴熊を中心に指していたのですが,どうにも分が悪い。相穴熊になると,どうしても居飛車穴熊の方が堅く組めるので,堅さ負けしやすいのです。ということで,現在の研究対象は中飛車。序盤で悪くなると苦しいので,しっかり研究したいと思います。

2016年9月17日(土)

東野圭吾著『ガリレオの苦悩』を読了。ガリレオシリーズは科学的なトリックが多く,短編中心の構成で読みやすいもの特徴です。最後の短編のトリックが途中で分かったので,ひょっとしたら一度読んでいるか,ドラマで観たのかもしれません。このところ,歴史小説が思うように進まず,苦戦気味。しばらくはミステリを中心に読みたいと思います。

新しくなったナビスコの『リッツ』とヤマザキビスケットが新しく発売した『ルヴァン』を食べ比べました。新しくなった『リッツ』はあっさりしたクラッカー,一方の『ルヴァン』はコクのある味わいが特徴。個人的には,単体で食べるなら『ルヴァン』の味の方が好きです。知名度は圧倒的に『リッツ』が上なので,『ルヴァン』の名称がどの程度浸透するかが鍵となるのでしょう。今後の売れ行きに注目したいと思います。

2016年9月16日(金)

伊坂幸太郎著『PK』を読了。3つの短編が一つの物語としてつながる,不思議な小説でした。連作短編集ではなく,3つの独立した短編が,終わってみたら何となく繋がっていたというような印象です。時間軸が曖昧に書かれており,自分でもきちんと理解できたかどうか怪しいのですが,読後感は悪くなかったです。個人的には嫌いではありませんが,私の趣味はかなり怪しいので,お勧めはしないでおきます。

今週も何とか1週間を乗り切りました。それなりにくたびれていますが,本を読んだり将棋を指したりする時間は取れているので,心の安寧は得られている気がします。ちなみに,将棋については,自分に合う振り飛車の形が見つからず,思案中。週末の社団戦は振り飛車で挑みますが,結果次第で今後を考えたいと思います。

2016年9月15日(木)

東野圭吾著『祈りの幕が下りる時』を読了。珍しく朝早く家を出ることができたので,電車に乗る前に書店まで買いに行き,通勤時間と夜の自由時間にずっと読んでいました。発売日に買い,1日で読み終えたのは久しぶりな気がします。加賀恭一郎シリーズを読むのは初めてでしたが,映像化された作品はいくつか観ているので,スッと入っていくことができました。ミステリのため,中身に関する言及は控えますが,最近の東野ミステリの中では面白い方なのではないかと思います。

カープは今日も快勝した模様。本を読んでいて中継は観ていないのですが,選手の気持ちが切れずに戦えているのは頼もしい限りです。今期も残すところあと8試合。残念ながら観戦に行く機会には恵まれそうにありませんが,結果だけはしっかり確認したいと思います。

2016年9月14日(水)

池井戸潤著『空飛ぶタイヤ(下)』を読了。予想通りではありましたが,最後は正義が勝つというわかりやすいストーリーでした。いくつかの文学賞候補に挙げられながら,文学性が低いという理由で受賞できなかったそうですが,一方で単純明快な面白さはあります。個人的には,こういうわかりやすい小説は嫌いではありません。『半沢直樹』が好きという方は是非ご一読あれ。

カープは今日も粘って逆転勝ち。主力選手を休ませているため,何となくちぐはぐなところは見受けられるものの,悪くはないと思います。二軍で活躍して上がってきた野間選手も結果を出し,来年は戦力になってくれそうな予感。残り10試合を切りましたが,チャンスを与えられた選手はしっかり結果を残して欲しいと思います。

2016年9月13日(火)

第57期王位戦第6局2日目が行われ,羽生王位が完勝で3勝3敗のタイとなりました。後手は待っているだけの形でしたが,どうやら先手に思わしい攻めがなく,作戦自体が芳しくなかったようです。仕掛けてからは後手の反撃が面白いように決まり,木村八段としては消化不良の一局だったと思います。フルセットになれば羽生王位という気もしますが,私は木村八段の奪取に期待。ということで,まずは振り駒で先手番を引き当てて欲しいと思います。

久しぶりに将棋倶楽部24で指したのですが,完敗。序盤の駆け引きで相居飛車になってしまったのですが,案の定作戦負けになり,延々と粘ったものの届きませんでした。相居飛車の将棋はとても面白いのですが,勝負という観点で見ると,序中盤の発想力に難のある私には向いていない気がします。その点,振り飛車を指して対抗形になると,相手は8割方穴熊なので,力戦調になりにくい。面白いかどうかは別として,実戦的には相当有力だと思うので,しばらくは勝ちにこだわって指したいと思います。

2016年9月12日(月)

池井戸潤著『空飛ぶタイヤ(上)』を読了。巨大企業の不正に中小企業が立ち向かうという,典型的な勧善懲悪型のストーリーです。まだ半分までしか進んでいませんが,後半は悪の巨大企業を一致団結して打ち破っていくという展開になるのでしょうね。ありきたりの展開ではありますが,ここまで徹底していると,それはそれで清々しい。文章自体は読みやすく,サクサク進んでいく感じなので,下巻もドンドン読み進めたいと思います。

第57期王位戦第6局1日目が行われました。戦型は,木村八段の先手で角換わりに。これで3局連続の角換わりとなり,両者の意地を感じます。この戦型は後手番の指し方が課題なのですが,羽生王位の選択は専守防衛型から右玉への変化。やや消極的な戦法なので,意外な印象を受けます。個人的には,木村八段にとっては,初タイトルへ向けて千載一遇のチャンスかと。先手が好きな時に攻める権利がある将棋なので,悔いのない攻撃を繰り出して欲しいと思います。

2016年9月11日(日)

NHK杯テレビ将棋トーナメントの深浦九段-先崎九段を観戦しました。戦型は,角換わりの定跡形に。先崎九段は力戦を好むイメージがあったので,やや意外な展開でした。とはいえ,普通の形にはならず,先崎九段が趣向を凝らして先制し,深浦九段が反撃する展開となりました。中盤は深浦九段優勢,終盤は逆転して先崎九段勝勢の展開でしたが,寄せを誤り再逆転。大きく手が震えて△5二角と着手した場面があったのですが,手堅く行き過ぎたように思います。最後は深浦九段がきっちり寄せ切り,逆転勝ちとなりました。プロでも必勝の局面から間違えるのですから,将棋は怖い。私も最近は頼りきりですが,穴熊が流行する理由がわかった気がしました。

今日は,昨日興奮しすぎて疲れたので,家でのんびり過ごしました。カープは完敗でしたが,プロ初登板の塹江投手が大炎上してしまったのが心配です。プロ2年目の弱冠19歳,将来が楽しみな素材だけに,この登板をバネに頑張って欲しい。100勝100Sを達成した大野投手も同じようなデビューだったそうなので,将来のカープを背負って立つ左腕に成長して欲しいと思います。

2016年9月10日(土)

カープが遂に25年ぶりの優勝!幸いにしてNHKで中継もあったので,珍しくテレビにかじりついて観戦しました。一発が出て中盤以降はリードしていたものの,終始苦しい試合だったと思います。優勝決定後,緒方監督,黒田投手,新井選手が胴上げされ,苦しい時代を応援してきた人間として嬉しく感じました。嬉しすぎて逆に文字に表せないので,この件はこのくらいにしておきます。

虫歯の治療が終わりました。銀歯をかぶせるほどのものはなかったのですが,長年にわたって少しずつ悪くなっていた部分を,まとめて治した格好です。歯は一度削ってしまうと元に戻らないので,現状を何とか維持したいところ。次の定期検診で再び虫歯が見つかることが無いよう,日々の歯磨きを念入りに行いたいと思います。

2016年9月9日(金)

百田直樹著『幸福な生活』を読了。掌編小説集と言って過言でないような,短い作品が中心でした。締めの1行だけがめくった次のページに書かれているという構成で,この構想を実現したのは素晴らしいと思います。敢えて注意喚起をするならば,幸福を感じる作品はあまりなく,むしろ逆説的なタイトルと言えそう。ちょっとキツい小説でも可という方にはオススメです。

仕事で神保町の近くへ行ったので,帰りに古書店街に寄りました。将棋の本を探しに行ったのですが,さすがに売る方もプロ。欲しい本がいくつかあったのですが,いずれも定価の2倍以上の値段がついており,ちょっと手が出なかったです。代わりに,法律関係の古書店で,100円になっていたミステリ小説を多数入手。おそらく,専門書を買い取ったときの余りだと思うのですが,私にとってはまさに掘り出し物でした。これで,しばらく読む本に困ることはなさそう。空き時間を見つけ,頑張って読み進めたいと思います。

2016年9月8日(木)

竜王戦挑戦者決定戦第3局が行われ,三浦九段が丸山九段を破り,竜王戦初挑戦を決めました。一手損角換わりから前例のない戦いとなりましたが,丸山九段の仕掛けに誤算があったようで,中盤からは三浦九段が終始リードしていたと思います。丸山九段としては残念な将棋となりましたが,上手くとがめた三浦九段を褒めるべきなのだと思います。三浦九段にとっては渡辺竜王は相性の悪い相手ですが,面白い将棋を期待しています。

カープは今日も勝って4連勝。2位のジャイアンツが勝ったため,今日の優勝はなりませんでしたが,マジックは1となりいよいよ優勝目前です。明日,ジャイアンツが敗れると優勝が決まりますが,できれは試合に勝って決めたいところ。週末には直接対決があるので,ここで決めて欲しいと思います。

2016年9月7日(水)

荻原浩著『家族写真』を読了。先日,著者が直木賞を獲得したこともあり,気が向いて読んでみました。家族を題材にした短編集ですが,後半に行くほど心温まる作品が多かったように思います。インパクトはやや弱めですが,長編に行き詰ったときに読みたい作家という印象です。文章はとても読みやすかったので,機会があれば他の作品にも挑戦してみたいと思います。

カープは今日も勝ち,遂にマジック2。先発の薮田投手は6回無失点と好投し,完全に化けたという印象です。タイガースの頑張り次第ではありますが,明日にも優勝が決まる状況になりました。明日の先発は,中5日で野村投手。最多勝も懸かっているので,気持ちの入った投球を期待しています。

2016年9月6日(火)

第64期王座戦第1局が行われました。今期は,羽生王座に糸谷八段が挑戦。第1局は羽生王座の先手となり,糸谷八段の一手損角換わりとなりました。羽生王座が先手になれば予想された戦型でもあり,すらすらと中盤戦へ。ここで,羽生王座が銀損の仕掛けを敢行し,いきなり激しくなりました。素人目には明らかに無理筋に見えましたが,プロらしく細かく攻めをつなげて快勝。糸谷八段にとっては,この仕掛けで悪いとなると,かなり痛い負け方のように思います。意表の仕掛けなど,短手数ながらプロの技を感じた一局でした。

カープは今日も快勝でマジックは3に。あすの優勝こそなくなりましたが,本拠地で決めるためにも,勝ち続けなくてはなりません。明日の先発は薮田投手。前回の緊急登板で結果を残し,チャンスを得た格好です。首脳陣から信頼を得るためにも,後のことは考えず,序盤から飛ばして行って欲しいと思います。

後藤元気編『将棋 観戦記コレクション』を購入。近所の書店に並んでいたので,つい買ってしまいました。観戦記は,棋譜と文章が両方楽しめ,私のような人間にとってはこれ以上ない読み物。文庫とは思えない値段でしたが,買って損をすることはないと思い,思い切って手に入れました。他にも,エッセイや自戦記のコレクションもあるようなので,購入を検討したいと思います。

2016年9月5日(月)

今日は珍しくたくさん料理を作りました。今日は妻が食事を済ませて帰る予定だったので,自分好みのものを目一杯作ろうと思い立ったのです。一度に食べる量は減っていますが,逆にいろいろなものを少量食べたいと感じます。手間は掛かりますが,出来上がったときの充実感は何とも言えない。しばらくは少量多品種の食生活が楽しめそうなので,なるべく早く帰れるよう,仕事も頑張りたいと思います。

今日は残暑の厳しい1日でした。風邪がなかなか良くならないのですが,暑さによる体力の低下もあると思います。一応,しっかり栄養をつけていますし,医者にも掛かっているので,そろそろ良くなるハズ。薬だけ飲んでも不規則な生活をしていては治らないので,今日はさっさと休もうと思います。

2016年9月4日(日)

NHK杯テレビ将棋トーナメントの糸谷八段-渡辺竜王を観戦しました。戦型は,渡辺竜王が角換わりを避け,力戦模様の矢倉戦となりました。正直なところ,こういう将棋が苦手。左右反転すれば相振り飛車になるので,こちらも同様に苦手です。観戦していても全く手が当たらず,自分には向いていないと再認識しました。肝心の対局は,渡辺竜王が圧勝しましたが,早く終わったため感想戦もしっかりあったため,両者の読み筋などもわかり,とても勉強になりました。向いていないとはいえ,矢倉戦を指すのは面白いので,練習では時折試したいと思います。

カープはスワローズを破り,ジャイアンツが敗れたため,ついにマジックは4。ジャイアンツの結果次第ですが,6日から始まるマツダスタジアムでの対ドラゴンズ3連戦で優勝を決められる可能性が出てきました。個人的には,歓喜の瞬間はやはり本拠地で迎えて欲しい。他力ではありますが,まずはしっかりと目の前の試合に勝ち,可能性を広げて欲しいと思います。

2016年9月3日(土)

高野和明著『13階段』を読了。ずいぶん前に手に入れたものですが,ようやく重い腰を上げて読みました。江戸川乱歩賞受賞作で非常に話題となった作品のため,読んだ方も多いのではないでしょうか。刑法の問題点に正面から向き合った意欲的な作品で,他の作品にも期待が持てる内容だったと思います。ミステリは積読在庫も少ないので,他の作品も手に入れて読んでみたいと思います。

第37回日本シリーズの郷田王将-佐藤名人を観戦しました。ネット中継もありましたが,私は携帯中継で観戦。携帯中継は有料のアプリですが,日本シリーズの将棋は無料で公開されています。肝心の対局は,矢倉模様から力戦となり,郷田九段が巧妙な指し回しでリードしましたが,終盤でまさかの二歩。公開対局だけに,本人のダメージは計り知れないものがあります。今期の郷田王将は調子が上がらないだけに,尾を引かないことを祈るばかりです。

奨励会三段リーグ最終日が行われ,藤井三段が13勝5敗の成績で1位となり,14歳2か月の史上最年少での四段昇段を決めました。中学生棋士は,加藤九段,谷川九段,羽生三冠,渡辺竜王に続き,史上5人目となります。ちなみに,過去の中学生棋士は全員がタイトルホルダー。久しぶりの中学生棋士だけに,大活躍を期待しています。

2016年9月2日(金)

カープは新井選手の3ランなどで逆転勝ち。マジックは7まで減り,最短で7日にも優勝が決まる状況です。2位のジャイアンツが調子を落としていることもあり,この勢いなら最短で決まってもおかしくなさそう。CSもあるので,明日以降も故障には十分に注意して戦って欲しいと思います。

今週は仕事で外出が続いたこともあり,心身ともにクタクタに疲れました。体力の低下も甚だしいですが,それ以上に面識のない方と会う機会が多く,負担が大きかったように思います。幸いにして,今週末は仕事の予定がないので,しっかり休養を取り来週へ向けて英気を養いたいと思います。

2016年9月1日(木)

カープは今日も苦しい試合を逆転し,遂にマジックは9に。残り試合はまだ19もあるので,5割勝てば優勝という状況です。来週末にジャイアンツとの2連戦があり,早ければここで決まりそう。チケットの入手は難しそうですが,現実味を帯びて来たら,雰囲気だけでも味わいに行くか検討したいと思います。

今年もあっという間に9月になりました。もう3分の2が終わったことになります。ここ数年,気がつくと秋。時の経つ早さを身に染みて感じます。今年も園芸や読書の再開など,いくつか新しいことを始めているのですが,これといった結果に結びつかず,ちょっと充実感に欠けているのかもしれません。将棋も基礎を習得するまでに20年ほど掛かったので,焦らず地道に頑張りたいと思います。

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