日々雑感

2017年3月の日記

2017年3月31日(金)

近藤史恵著『サクリファイス』を読了。ロードレースを舞台にした小説でしたが,このジャンルは詳しくないので,新しいことを勉強するような気持ちで読みました。本屋大賞で2位になっただけあって,テンポもよく読みやすい作品。解説を読んだところ,続編も出版されているようなので,機を見て手に入れたいと思います。

今日はプロ野球が開幕しましたが,私の気持ちはすでに明日の第2回電王戦に向いています。棋士とソフトの最終決戦となる今回は,満を持して佐藤名人が登場。正直なところ,勝負する時機を逸した感はありますが,トップ棋士の意地を見たい。勝ち負けは別として,素晴らしい内容の将棋を期待しています。

2017年3月30日(木)

綾辻行人著『迷路館の殺人』を読了。先日の『十角館の殺人』ほどの驚きはありませんでしたが,それなりに面白い作品だったと思います。性格上,ミステリは結末がわかるところまで一気に読んでしまうため,一晩で読んでしまうことがほとんど。仕事に影響が出ないよう,ほどほどにしなくてはなりませんね。続編もすでに手に入れているのですが,殺人事件はやや食傷気味なので,しばらくは他のジャンルのものを読んで気分転換をしたいと思います。

センバツ準決勝が行われ,決勝は履正社-大阪桐蔭の大阪勢対決となりました。先日,PL学園の休部以降,大阪の高校野球界は大阪桐蔭と履正社の二強時代の様相です。もっとも,春のセンバツ決勝を戦う両チームですら,夏の甲子園にすんなり出られるとは限らない。大阪の夏の甲子園予選はシード制を採用しておらず,ともに北部地域に属するため,初戦からぶつかる可能性すらあります。現に,2015年には両校が初戦で対戦し,大観客が押し寄せたこともありました。果たして,大阪のライバル校対決はどちらに軍配が上がるのか。熱戦を期待しています。

2017年3月29日(水)

いよいよ月末も押し迫ってきましたが,詰パラが1問だけどうしてもわかりません。7手以内ということはわかっており,王手も限られるため大半の順は読んだと思うのですが,五里霧中の状態。おそらく何か勘違いをしているのだと思います。盤に並べれば解けそうですが,実戦の訓練としてやっている以上,このくらいの手数のものは脳内だけで何とかしたい。あと2日,ギリギリまで悩み続けたいと思います。

我が家の植物も徐々に春らしくなってきました。バラ科の植物は低温でも目覚めるのか,すでに葉もしっかり生え揃っていますが,そのほかの植物も徐々に芽が膨らんでいる様子。いよいよ春ですね。今週末は少し冷え込むようですが,草木の成長する時期を楽しみに待ちたいと思います。

2017年3月28日(火)

綾辻行人著『十角館の殺人』を読了。90年代以降の新本格ミステリブームを引き起こした有名作品だそうなので,読んだことのある方も多いと思います。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を連想させる構成で,叙述トリックと呼ばれる読者の先入観を利用したミステリでした。これから挑戦するという方は,前述の『そして誰もいなくなった』を読み,海外のミステリ作家の名前を一通り頭に入れておくと,衝撃が倍増すること請け合いなし。久しぶりに「やられた」と感じた作品でした。

久しぶりにプールへ行き,サウナに入ってきました。年々,新陳代謝が悪くなり,サウナに入ってもなかなか汗をかかないのが悩みどころ。汗をかけば,汗が蒸発するときの潜熱で体が冷やされて過ごしやすくなるのですが,それまでが暑くて大変。今日もしっかり汗をかくのに5分くらい掛かりました。まだ老け込む年齢ではないと思うので,体の若返りに努めたいと思います。

2017年3月27日(月)

第42期棋王戦第5局が行われ,渡辺棋王が千田六段を破り,3勝2敗で防衛。連続5期獲得となり,史上2人目の永世棋王獲得となりました。こういう将棋をきちんと勝つところが渡辺棋王の強さ。本局も難しい将棋でしたが,最後は経験の差が出たように思いました。千田六段にとっては残念な敗戦となりましたが,まだ若くこれからもチャンスがあるハズ。捲土重来を期待しています。

『本の旅人』4月号が届きました。私が毎月購入しているのは他に『将棋世界』と『詰将棋パラダイス』。定期購読すると得てして読まなくなるものですが,これら3冊は意外としっかり読んでいます。もっとも,『詰将棋パラダイス』については,「読む」の意味が違ってちょっと大変。今月号も2問ほど初手からわからない問題があり,月末までに解けるかどうか微妙なところ。上級とはいえ,7手詰までしか解いていないのですから,何とか完答目指して頑張りたいと思います。

2017年3月26日(日)

AbemaTV将棋チャンネルの『藤井四段 炎の七番勝負』第3局の藤井四段-斎藤六段を観戦しました。戦型は,斎藤六段のゴキゲン中飛車。斎藤六段は居飛車党だけに意外な選択でしたが,お手並み拝見というところでしょうか。藤井四段の急戦策から一直線の叩き合いになりましたが,藤井四段が豪快に決めて完勝。中盤の▲1一銀不成~▲2二銀成,終盤の▲5六飛など,才能を感じる手順を堪能でき,大満足でした。斎藤六段を力でねじ伏せるとは,恐るべき14歳。残る4局でもどんな妙手順を見せてくれるのか,期待したいと思います。

NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝の佐藤康光九段-佐藤和俊六段を観戦しました。戦型は,佐藤六段の三間飛車に対し,佐藤九段の居飛車持久戦模様でした。ゆっくりした戦いになるかと思いましたが,佐藤九段の揺さぶりに対し佐藤六段が妥協せず迎え撃ったため,いきなり大激戦となりました。どちらにも勝ちがありそうな熱戦でしたが,最後は佐藤九段がきっちり読み切って優勝。佐藤六段にとっては惜しいチャンスでしたが,実力者として存在感を示せたのではないかと思います。近々,予選や来期のトーナメント表も発表されると思うので,楽しみに待ちたいと思います。

2017年3月25日(土)

千葉県知事選挙に行ってきました。明日は出掛ける予定もあるので,念のため期日前投票をしてきたのです。本来は投票日に都合をつけて行くべきかもしれませんが,投票しないよりは不在者投票をする方がいいはず。以前,急に仕事が入って投票に行けなかったことがあり,それからは確実に行けるとき以外は期日前投票をするようにしています。幸いにして,私の住む市川市は期日前投票所も多く便利。今後もより投票しやすい環境づくりを期待しています。

我らがカープは,ホークスとのオープン戦で無安打無得点を喫した模様。今期は打線が湿りがちで,チーム状態が気になります。もっとも,昨年優勝してしまい,カープファンが増えるにつれ,応援の熱が冷めているのも事実。今は将棋と読書の方が楽しいので,暇なときに観戦するくらいの立ち位置で開幕を迎えたいと思います。

2017年3月24日(金)

伊坂幸太郎著『死神の浮力』を読了。久しぶりの一気読みでした。『死神の精度』に続くシリーズ第2作ですが,前作は連作短編集だったのに対し,今回は長編作品。7日間という限られた物語だったこともあり,全体的にゆったりとした展開でしたが,格言めいたセリフも多く,伊坂ワールド全開という印象を受けました。結末がやや締まらない感はありますが,こればかりは作風なので仕方のないところ。勧善懲悪的なオチがなくても良いという方にはオススメです。

このところ,プログレッシブ系の音楽をよく聴いています。先日の神戸旅行時に実家に立ち寄り持ち帰ったのですが,久しぶりに聴いてみると読書時にちょうど良い。変拍子などを駆使した音楽性が,私の読書のリズムと合うのです。本に入り込むとほとんど聞こえていないため,聴いているというよりは流れているだけですが,読書時のアイテムとしては相当使えそう。将棋を指すときにも効果があるか,そのうち試してみたいと思います。

2017年3月23日(木)

史上最年少プロ棋士の藤井聡太四段が本日の対局に勝ち,デビュー10連勝を達成。デビューからの連勝記録としては,史上タイとなります。まだ記録が公開されていないNHK杯の予選も3連勝で突破した模様。さすがに天才と謳われるだけのことはありますね。連勝記録の更新なるか,次局にも注目したいと思います。

今日は0時過ぎからサッカー日本代表vsUAE代表の試合が行われます。今日の試合に敗れるとW杯出場に黄信号が灯るので,悪くとも引き分けでは終わりたいところです。中心選手の長谷部選手が欠場のうえ,アウエーでの戦い。心配な話題も多い状況ですが,何とか逆境を跳ね返して欲しいと思います。

2017年3月22日(水)

WBC準決勝で侍JAPANはアメリカ代表に敗れ,2大会連続の準決勝敗退となりました。一点を争う熱戦でしたが,最後はミスの差が勝負を分けたようです。大会前は苦戦が予想される中で,ここまで勝ち上がったのは流石の一言。日本プロ野球の底力は見せられたと思うので,胸を張って帰国して欲しいと思います。

しばらく前から穴熊をやめているのですが,それから将棋の調子が良くなりました。昨日観戦したNHK杯で『閉所恐怖症なので穴熊が苦手』というコメントがあったのですが,私もまさにそう。玉を広く囲う方が棋風には合っている気はします。社団戦まであと3か月。脱穴熊へ向け,練習を積み重ねていきたいと思います。

2017年3月21日(火)

東京の桜の開花が発表されました。今日はあいにくの雨模様でしたが,この時期の雨を『催花雨』というそう。まさに雨に促された格好での桜の開花となりました。今日はやや冷え込みましたが,明日からはまた春らしい気候となる模様。この雨をきっかけに,花だけでなく木々の目覚めも期待したいと思います。

今週日曜放映のNHK杯テレビ将棋トーナメント準決勝,橋本八段-佐藤和俊六段を観戦しました。戦型は,佐藤六段の三間飛車模様から力戦形に。佐藤六段が袖飛車に振り直したため,相居飛車のような戦いとなりました。中盤までは橋本八段が指せそうでしたが,終盤に入って佐藤六段が底力を発揮。最後は難解な即詰みに打ち取り,逆転勝ちとなりました。佐藤六段にとっては,全棋士参加棋戦初優勝のチャンス。このチャンスを生かせるか,決勝を楽しみに待ちたいと思います。

2017年3月20日(祝)

自宅に帰ってきました。帰省の車中で伊坂幸太郎著『陽気なギャングが地球を回す』を読了。特殊な能力をもつ4人がタッグを組み,銀行強盗を行うという話でした。一気に読めましたし,面白いとは思いますが,ちょっと突飛な話という印象は否めないところ。伊坂ファンの方は読んでみても良いと思います。

第42期棋王戦第4局が行われ,渡辺棋王が千田六段を破り,対戦成績を2勝2敗のタイとしました。相矢倉から千田六段が銀矢倉へ組み替える工夫を見せましたが,渡辺棋王が自然な駒組で戦機を掴んで猛攻。千田六段に反撃の隙を与えず,快勝となりました。本局を見る限りでは,矢倉戦になれば渡辺棋王に一日の長がありそう。最終局へ向け,千田六段がどんな準備をしてくるか,楽しみにしたいと思います。

2017年3月19日(日)

今日は朝から神戸異人館へ。思っていたより坂が急で,それほど歩いていないにもかかわらず疲れました。やはり,昨日の疲れが少し残っていたのかもしれません。全部で10数館あるようですが,本日回れたのは半分程度。チケットの有効期限はないようなので,残っているところは次の機会に楽しみたいと思います。

AbemaTV将棋チャンネルの『藤井四段 炎の七番勝負』第2局の藤井四段-永瀬六段を観戦しました。戦型は,永瀬六段のゴキゲン中飛車。最近は居飛車党に転向していることもあり,永瀬六段の振り飛車は意外な印象でした。互いに手を殺し合うプロらしい渋い将棋でしたが,永瀬六段が地力を見せて快勝。これで1勝1敗となりましたが,残る5局も才能を感じさせる指し回しを期待しています。

2017年3月18日(土)

神戸観光に行きました。予定より出発が遅れたこともあり,今日はベイエリアを中心に散策。妻とも一度来たことがあるのですが,かなり前なので,景色も随分変わっていました。夜は摩耶山の夜景を鑑賞。日本三大夜景だそうで,この寒い時期にもかかわらずそれなりの人出。個人的には,函館には及ばないと思いましたが,皆さんはいかがでしょうか。

今日は一日歩き回ったこともあり,現在のスマホに変えてから最高記録となる2万歩越えを達成。スマホの万歩計はとても便利なので,ずっと利用しています。歩きやすい靴を履いていたものの,足と腰にはそれなりのダメージも。肉体は衰えていますが,体力を温存する術は向上しているので,明日も体と相談しながら楽しみたいと思います。

2017年3月17日(金)

3連休を生かし,旅行に出掛けることにしました。今日はまず京都の実家まで。仕事が長引いたこともあり,夜の新幹線でしたが,席に座るのすら一苦労という混雑でした。金曜の夜はこれだけ東京から旅立つ人がいるのですね。明日以降も混雑が予想されるので,体力を温存しながら楽しみたいと思います。

井上靖著『風林火山』を読了。大河ドラマの原作になったこともあり,読んだことのある方も多いのではないかと思います。本作は山本勘助を主人公に据え,武田への士官から川中島の戦いまでが描かれていました。山本勘助は実在したかどうかわからない人物ですが,たとえ実在しなかったとしても,この小説の価値は変わらないと思います。歴史小説に興味のある方はご一読あれ。

2017年3月16日(木)

海音寺潮五郎著『加藤清正(下)』を読了。下巻では,徳川家康が征夷大将軍になることを認め,如何にして徳川政権下で豊臣家を存続させるかに心を砕く加藤清正の姿が描かれていました。これまで,加藤清正は,豊臣秀吉の遺言を守らない徳川家康を批判的に見ていたのだと思っていましたが,新しい清正像を知った気がします。もっと加藤清正について知ってみたいと感じさせる一冊でした。

今日は珍しく仕事で外出したのですが,花粉の飛散量がとても多く,薬を飲んでいても大苦戦でした。もっときつい薬を飲めば抑えられるのかもしれませんが,頭がボーっとしては仕方がないので,兼ね合いが難しいところ。鼻水が止まらなくなるほどひどい状態ではないので,当面はいまの薬を続けながら様子を見たいと思います。

2017年3月15日(水)

WBC第2ラウンドの侍JAPAN-イスラエル代表は,侍JAPANが打線爆発で快勝。中盤まではお互いにチャンスに一本が出ないじりじりとした展開でしたが,筒香選手の一発で先制すると,一気呵成の攻撃で一挙に5点を挙げ,試合を決めました。先発の千賀投手は,侍JAPAN投手陣の中でも屈指の安定度。今後のカギを握る投手になると思うので,起用法に注目したいと思います。

第66期王将戦第6局2日目が行われ,久保九段が郷田王将を破り,4勝2敗で王将位を奪取しました。本局は駒組の時点で少し差がついてしまい,あまり勝負所がなかったように思います。今年度は,順位戦を中心に関西勢の活躍が目立った一年でしたが,久保新王将の誕生で,ますます活気づきそう。味のある棋士も多いので,今後もファンを楽しませてくれることを期待しています。

2017年3月14日(火)

第66期王将戦第6局が始まりました。戦型は,先手の久保九段の角交換型向かい飛車。封じ手の局面は,個人的には先手が少し指せるように思います。もっとも,振り飛車は攻撃力があまりないので,模様を良くしてから勝つまでが大変な戦法。郷田ファンとしてはフルセットになって欲しいのですが,どちらが勝つにせよ熱戦となることを期待しています。

海音寺潮五郎著『加藤清正(上)』を読了。古い作品のため,読み始めは日本語の古さを感じましたが,進んでいくうちにあまり違和感を感じなくなりました。熊本自身の復興支援として買ったのですが,なかなかの好作。上巻では文禄の役まで進んだのですが,安土桃山時代の後半はよく知らないので,下巻も勉強しながら読みたいと思います。

2017年3月13日(月)

近々,買い物難民になるのではないかと危惧しています。近所にあったスーパーが耐震補強工事のため休業してもうすぐ1年。HPを見てみると,工事完了後に本社機能が移転してくる模様で,店舗として再開されるかどうかわからないのです。駅前まで出れば買い物自体はできるのですが,近所にスーパーがないのはとても不便。何とか再開してくれることを願い,状況を見守りたいと思います。

昨晩になりますが,WBC2次ラウンドで侍JAPANはオランダ代表を破り好発進。日付が変わる頃まで試合をしていましたが,よく勝ったと思う反面,これまでのチームと比べて救援陣の弱さが目立つ気もします。これからは厳しい試合ばかりになると思うので,勝利の方程式の確立が急務。個人的には,牧田投手の出来が良い気がしますが,首脳陣の決断は如何に。

2017年3月12日(日)

将棋の研究会に参加しました。今日は全体的に見落としが多く,自分としては納得できない内容。大会と違い,研究会は勝てば良いというものではないので,大反省です。相手の好手をうっかりしていたのであれば仕方がないのですが,勝手読みや駒の利きをうっかりするというような初歩的ミスばかり。大会で同じ轍を踏まぬよう,読みの精度を上げる訓練をしたいと思います。

帰宅後,AbemaTV将棋チャンネルの『藤井四段 炎の七番勝負』と,NHK杯テレビトーナメント準決勝の佐藤九段-佐藤名人を観戦しました。前者は,藤井四段が7人の棋士と対局する非公式戦で,最終局には羽生三冠との対局も予定されています。今日は新人王の増田四段と対局し,力強い受けで快勝。天才の片鱗を感じる内容でした。NHK杯は,佐藤九段の角頭歩戦法から持久戦に。力のこもったねじり合いが続きましたが,最後は佐藤九段が穴熊の遠さを生かして勝ち切りました。いずれの将棋も濃い内容だったので,後日改めて並べたいと思います。

2017年3月11日(土)

いよいよ暖かくなってきたので,本年用の草の種を蒔きました。花にはあまり興味がないので,雑草に負けない強い草を選んだつもりです。これで今年の植栽計画はほぼ完了したので,あとは伸びてくるのを待つばかり。思いもかけないものが生えてくることもあるので,植えたところ以外もしっかり目配りしたいと思います。

このところ,週末ごとに場所を決めて掃除をしています。寒い時期だと億劫ですが,このくらいの気温になってくると少しだけやる気が出ます。今日は換気扇のフィルターを掃除しましたが,随分とホコリがたまっており,もう少しマメにやらねばなりませんね。最近はルンバが毎日掃除をしてくれており,ホコリ自体の量は減っているので,少しでも清潔な状態を保ちたいと思います。

2017年3月10日(金)

塩野七生著『ローマ人の物語1 ローマは一日にして成らず(下)』を読了。共和制になってからのローマを扱った内容でしたが,知らない内容ばかりでとても楽しめました。以前に『ローマ人の物語2 ハンニバル戦記』を読んだので,これで合計5冊読了。全45冊という大作のため,全部読むのは難しそうですが,気が向いたら続きを手に入れたいと思います。

昨日のB級1組順位戦では,山崎八段が敗れたため,豊島七段が逆転昇級となりました。大器と言われて久しい豊島新八段ですが,ようやくA級に達し,活躍が期待されます。斎藤新七段や菅井七段など,さらに若い世代も伸びてきており,ここ1~2年が勝負所。実力はすでにトップクラスだと思うので,昇級を機に一皮むけて欲しいと思います。

2017年3月9日(木)

B級1組順位戦が行われています。AbemaTV将棋チャンネルで無料中継が行われているため,結果を書いても大丈夫だと思いますが,早い時間帯に豊島七段と松尾八段が勝利。昇級争いは,山崎八段と豊島七段に絞られました。昨日のB級2組で昇級を果たした斎藤六段,菅井七段に続き,昇級枠を関西勢が独占。A級では稲葉八段が挑戦権を獲得しており,関西勢の活躍が目立つ1年となりました。昇降級が決まる阿久津八段-山崎八段,郷田王将-飯島七段はまだまだ掛かりそうなので,可能な限り観戦して休みたいと思います。

久しぶりに外出する仕事があったのですが,花粉の飛散量が多かったこともあり,鼻がムズムズ。あと2か月ほど飛散量の多い時期が続くので,十分に注意して生活しなければなりません。幸いにして弱い薬で抑え込める程度の症状なので,うまく付き合いながら生活したいと思います。

2017年3月8日(水)

塩野七生著『ローマ人の物語1 ローマは一日にして成らず(上)』を読了。世界史の授業で表面的に学んでいたものの,この時代の小説を読むのは初めてで勉強になりました。ギリシャとの比較など,小説の枠にとどまらない記述もあり,下巻もかなり楽しめそう。自分の糧にできるよう,集中して読みたいと思います。

将棋ウォーズ10秒将棋で4000対局を達成しました。成績は,2562勝1438敗で勝率.641。我ながらたくさん対局したものだと思います。将棋ウォーズはランダムで対戦相手が決まるので,全体的にみるとやや格下の相手と当たることが多いと言えそうです。10秒将棋だと短時間でも指せるので,これからも暇なときに楽しみたいと思います。

2017年3月7日(火)

WBCが開幕し,侍JAPANは白星発進。中継ぎ投手陣には不安の残る内容でしたが,とりあえず勝てたので結果オーライという印象です。別の組では韓国代表が連敗を喫するなど,年々レベルが上がっているのも確か。明日は投打ともにしっかりした内容で勝ってほしいと思います。

このところ徐々に草木が芽吹き,春が近づいてきていると感じます。我が家には春に咲く花木はないので,まだまだこれからという印象ですが,道端には梅をはじめとして花が咲き始めている木も多くみられます。冬の間に植栽計画を考え,いろいろ種を蒔いたりしたので,春になって草木が生い茂るのを楽しみに待ちたいと思います。

2017年3月6日(月)

耳鼻科へ行き,アレルギー検査の結果をもらってきました。ハウスダスト,ダニ,スギ花粉のアレルギーは予想通りでしたが,それ以外には特に出なかったのでほっとしています。外出時の花粉はマスクをするくらいしか対策がありませんが,ハウスダストは自己努力で何とでもできるもの。ルンバも頑張っていますが,ホコリの少ない生活を目指し,日々掃除を頑張りたいと思います。

ジョージ・オーウェル著,山形浩生訳『動物農場』を読了。耳鼻科の待ち時間が長く,その間に読みました。農場で飼育されていた動物が農場主を追い出して動物農場を築くという話ですが,動物農場のモデルは明らかに旧ソ連。1945年に書かれたものですが,その当時はソ連の内情は明らかになっておらず,イギリス人だった作者の鋭い洞察力には驚かされます。久しぶりに良い本を読んだ気がするので,保管本にするか検討したいと思います。

2017年3月5日(日)

ジョージ・オーウェル著,高橋和久訳『一九八四年』,ジョージ・オーウェル著,山形浩生訳『動物農場』,オルダス・ハクスリー著,大森望訳『すばらしい新世界』を購入。今日は将棋の大会があったのですが,所用で行けなかったので,大会費を払ったと思ってまとめ買いしました。SFには縁がなかったので,まずは外国の定番作品から。馴染めるようなら,伊藤計劃などの日本人作家にも挑戦したいと思います。

第42期棋王戦第3局が行われ,千田六段が渡辺棋王を破り,初タイトルに王手を掛けました。ニコニコ動画で中継を見ていましたが,最終盤の手に汗握る攻防が素晴らしく,見た甲斐がありました。毎週恒例のNHK杯テレビ将棋トーナメントは,佐藤名人-永瀬六段の顔合わせ。角換わりから佐藤名人が居玉で仕掛け,そのまま押し切りました。この仕掛けが成立するなら,定跡が変わるかもしれません。2局とも面白い内容だったので,観戦記などを楽しみに待ちたいと思います。

2017年3月4日(土)

奨励会三段リーグ最終日が行われ,すでに昇段を決めていた西田三段に続き,杉本三段が四段昇段。ともに25歳という苦労人だそうです。以前は,20代後半がピークといわれていましたが,最近は30代になって結果を残す棋士も多い。奨励会での苦労をばねに,一気に飛躍して欲しいと思います。

久しぶりに将棋ウォーズでたくさん指しました。このところ調子が良く,勝率が高いのですが,穴熊をやめたのが功を奏している気がします。玉が薄いと苦労は多いのですが,堅さに任せて荒っぽく攻めることができないので,結果的には最後まで集中して指せるのです。根本的には,堅く囲って攻めていると形勢判断が甘くなることが問題なのですが,楽観派なのでこればかりは仕方がない。しばらくは穴熊を放棄して頑張りたいと思います。

2017年3月3日(金)

昨日のC級2組順位戦では,西尾六段,門倉五段,近藤四段の自力3人が揃って勝って昇級。順位戦最終局は波乱が起こることも多いのですが,今期はA級に続いて順当な結果でした。一方の降級争いでは,裏の大一番となった島本五段-森九段で森九段が敗れ,三度目の降級点を喫して引退が確定。名棋士がまた一人,棋界を去ることになり寂しい限りですが,残る対局でベテランの技を見せてくれることを期待しています。

ヘミングウェイ著,福田恆存訳『老人と海』を再読。非常に有名な作品ですが,私には2度目でもこの作品の真価が理解できませんでした。「老人の漁師が何日も格闘してマグロを釣り上げたが,帰りにサメに全部食べられ,マグロは骨になってしまった。」きっと,このあらすじ以上の何かがあるのだと思いますが,私の言語能力では表現できません。とはいえ,1日でサラッと読めたことを思うと,翻訳小説の中では取っつきやすい作品。機会があれば,もう1度くらいは挑戦してみたいと思います。

2017年3月2日(木)

マイケル・ルイス著,中山宥訳『マネー・ボール』を読了。セイバーメトリクスと呼ばれる科学的手法を用い,オークランド・アスレチックスを強豪へと導いたビリー・ビーンGMに焦点を当てたノンフィクションでした。科学的に野球を考えるというアプローチはとても好き。経験や勘に頼るよりは,長い目で見ると成功する確率が高いように思います。昨今は,無料で大量の成績データが公開され,高度な統計処理が出来なくてもそれなりに楽しめそう。今期のNPBは,データも見ながら楽しみたいと思います。

第66期王将戦第5局2日目が行われ,郷田王将が久保九段を破り,対戦成績を2勝3敗としました。2日目に入り,手順に駒得を果たした久保九段がやや優勢に見えましたが,郷田王将も格調の高い指し回しで応戦。いつの間にか駒損を回復し,優位に立ちました。終盤で久保九段に追い込まれたものの,最後は長手数の即詰みを読み切り,さすがの終息。郷田王将の調子が上向き,七番勝負の行方もわからなくなってきました。今後も対抗形の将棋が続くと思いますが,ねじり合いの熱戦を期待しています。

2017年3月1日(水)

第66期王将戦第5局が始まりました。戦型は今シリーズ3度目のゴキゲン中飛車。郷田王将が積極的に動き,1日目から戦いとなっています。郷田王将が積極的に銀を繰り出していますが,一目は郷田王将の玉が薄く,久保九段の方が指せそう。封じ手の予想は△6二角としておきます。

会社関係のお通夜があり参列したのですが,何度出ても作法などわからないことばかり。今日もいくつか失敗したなぁと思うことがあり,反省しています。もっとも,不幸はない方が良いので,次に生かすとは言いにくいのですが,失敗のほとんどは思い込みによるもの。何事もきちんと確認して進めるという習慣をつけたいと思います。

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